昨今、野生生物が人間の排出したゴミを餌と間違えて飲み込んでしまう問題が深刻化しているが、このほどアメリカの男性が川で釣り上げた巨大ナマズの胃の中から“卑猥な物”が出てきて唖然としてしまったようだ。『New York Post』『The Daily Star』などが伝えている。

米インディアナ州シェルビー郡シェルビービル在住のリチャード・ケサールさん(Richard Kesar)は今月5日、友人のジョン・ループさん(Jon Loop)と一緒に同州ディアボーン郡ローレンスバーグを流れるオハイオ川で釣りを楽しんでいた。この時ジョンさんが、ブルーキャットフィッシュというアメリカ原産の大型ナマズを釣り上げた。

初めてブルーキャットフィッシュを釣り上げたジョンさんは大興奮で、リチャードさんと一緒に喜びを分かち合った。釣り上げたナマズは重量が約20ポンド(約9キロ)で全長が1メートル以上はあり、なぜか腹部が大きく膨れていた。2人はナマズの腹部の大きさに気づいていたものの、当時はあまり気に留めていなかったという。そして2人は釣り上げたナマズをリチャードさんの自宅で捌いて調理することにした。

するとリチャードさんは、ナマズの腹部に硬いシコリのようなものがあることに気づいたという。そして妻と3歳の娘が見守る中でナマズを捌き始めたのだが、胃の中からスポンジボールと他に奇妙な形をした物体が出てきた。その物体が“大人のおもちゃ”であることに気づいたリチャードさんは、娘に見せないよう慌てふためくことになったそうだ。

リチャードさんはFacebookに写真を投稿し「腹部に何だか硬い物があると気づいてはいたんですが、まさかこんなものが出てくるとは…」と綴った。その後、リチャードさんの投稿が注目を集め、彼はメディアのインタビューに応じて次のように語っている。

ナマズボートに積んだ時、お腹が膨れていることに気づいたんです。(釣った魚の胃から)魚や亀、またはマスクラット(ネズミ科の哺乳類)などの動物が出てくることはよくあるんですよ。あの時、私たちはナマズを捌くことにしたのですが、(胃から)魚の肉片とスポンジボール、そしてあの物体が出てきたんです。」

「なんであんな物が川に落ちていたのか全く見当がつきません。“あれ”が出てきた時に私と妻とジョンは大笑いしましたが、妻はすぐに娘の目を手で覆い、“あれ”から遠ざけるようにしなければなりませんでした。」

どうやらナマズは、川の中で浮遊していた“大人のおもちゃ”を餌と間違えて飲み込んでしまったようだ。そして今回、リチャードさんが投稿した写真は多くの人に笑いをもたらすこととなった。しかしながら人間が排出するゴミの問題については、今回のように笑ってばかりもいられないようだ。2018年には死んだゴンドウクジラの胃から80枚以上のゴミ袋が出てきたことで、海洋汚染の深刻な問題が浮き彫りとなった

画像は『New York post 2022年6月10日付「Shocked fisherman reels in wildest catch ever ― a fish that ate a sex toy」(Richard Kesar/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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