続々と梅雨入りを迎え、いよいよ夏服に衣替えのシーズン。けれど、そのタイミングは全国一律ではなく……。沖縄の「夏服」「冬服」事情を描いた漫画にTwitter上で反響が集まっている。

【漫画】本編を読む

■夏服で入学式、冬服は11月から!?沖縄県衣替え事情

話題を呼んでいるのは、漫画家の空えぐみ(@egumisky)さんがくらげバンチ(新潮社)で連載中の『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』第47話から、空さんが抜粋し自身のTwitter上で公開したエピソード。

沖縄に転入してきたばかりの女の子「真冬」は、ある日の登校中、朝から汗が噴き出すほどの暑さに息も絶え絶え。そこにやってきた同級生たちに、「お前らなんで夏服なんだ…?」と思わず問いかける。

季節は2学期がはじまりしばらくした頃で、多くの地域では長袖の冬服に衣替えする時期。“内地”とは大きく異なる沖縄の四季をまだ知らない真冬は、転校する前の感覚で冬服を着てきた結果、予想外の暑さに翻弄されていたのだ。

もしかして沖縄では衣替えはないのかとも思った真冬だが、沖縄生まれの「飛夏」は「衣替えはあるよ」と笑う。だが夏服から冬服に切り替える時期は「11月」。驚く真冬に、同じく同級生の「夏菜」は「あと学校によっては夏服で入学式だよ」と、内地との衣替え事情の差を話す。

沖縄の4月の平均気温は24度。入学式の時点ですでに半袖で過ごしやすい気温となっているため、そうした学校では入学してから沖縄の秋が到来する11月ごろまで冬服に袖を通すことがないのだとか。一年を通して、沖縄の冬服シーズンの短さを物語るエピソードだ。

投稿には1400件以上のいいねが寄せられ、ユーザーからは「やっぱり気温違うと衣替えの時期は沖縄違うのか」という驚きの声だけでなく、「何の疑問ももってなかった」「中高共に夏服入学でしたね」「衣替え、11月でも暑すぎて12月になってたような記憶が」と、沖縄県内で暮らしたことのあるユーザーからの反響も集まった。

画像提供:空えぐみ / くらげバンチ(新潮社)

沖縄の衣替え事情を描いたエピソードにTwitter上で反響集まる/画像提供:空えぐみ / くらげバンチ(新潮社)