2007年にテレビドラマが放送され、その後『容疑者Xの献身』(08)、『真夏の方程式(13)と2作の劇場版が大ヒットをはたした「ガリレオ」シリーズ。9年ぶりとなる最新作『沈黙のパレード』(9月16日公開)の主題歌を、福山雅治柴咲コウによるユニット“KOH+”務めることが決定し、あわせて予告映像が解禁となった。

【写真を見る】福山雅治演じる、変人天才物理学者、湯川学

東野圭吾の累計発行部数1470万部を超える人気小説を、福山、柴咲、北村一輝の共演で実写化する本シリーズ。変人ながら天才的な頭脳を持つ物理学者、湯川学(福山)と、刑事の内海(柴咲)、同じく刑事の草薙(北村)らが、難事件を解決していく姿を描く。新キャストとして、飯尾和樹、戸田菜穂、川床明日香、出口夏希、田口浩正岡山天音村上淳、酒向芳、吉田羊、椎名桔平、檀れいの出演がすでに発表され、注目を集めていた。

そして本作の主題歌は、ドラマ第1シーズンの主題歌「KISSして」を始め、映画『容疑者xの献身』の「最愛」、ドラマ第2シーズンの「恋の魔力」と、物語に寄り添った楽曲を生みだし続けてきたKOH+が書き下ろした「ヒトツボシ」に決定。今回、湯川&内海の最強コンビ復活にあたり、主題歌もまたKOH+しかない!という映画プロデューサーの提案を提案したところ福山、柴咲が快諾したことで再始動が決定したという。今回も本作のために、福山がプロデュースと作詞作曲を、柴咲がボーカルを担当。先日行われたレコーディングでは、曲に手を加えて調整し、ディレクションする福山と、情感を込めて歌い出す柴咲の姿が。柴咲の歌声、表現をイメージして作った完全アテ書きだという今回の楽曲。そんな2人の共同作業によって生まれた新曲「ヒトツボシ」は、シンプルなサウンドの中で柴咲のせつなくも優しい歌声が際立つ、深く心に響くバラードになっている。

あわせて解禁となった予告編では、疾走感あふれる「ガリレオ」シリーズのテーマ曲「vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜」に合わせて、ガリレオの帰還を感じさせる湯川&内海の最強タッグの軽妙な掛け合いから始まり、そこから、過去に完全黙秘を続けて罪を逃れた男、蓮沼(村上)と、新たに起こった事件に人生を狂わされた人々の不穏なやり取りが。そして「実に面白い」という湯川おなじみセリフから、主題歌「ヒトツボシ」が流れると雰囲気が一変。柴咲コウの切なく壮大な歌声に合わせて、友人であるはずの湯川と草薙の衝突、そして激昂し涙する心揺さぶる豪華キャスト陣の表情が描かれている。

華々しいパレードの裏で一体なにが起きたのか?過去、数々の難題に挑んできた湯川×内海×草薙が、新たな難事件に挑む本作。9年の時を経て復活した「ガリレオ」シリーズの新境地を感じさせる予告映像を観て、新作公開に備えよう。

<キャストコメント>

福山雅治(湯川学役、主題歌)

「楽曲『ヒトツボシ』はシンガー柴咲さんに当て書した一曲です。歌入れを行ってみて柴咲さんの表現が吹き込まれると、楽曲に血が流れ柴咲さんしか表現できない歌世界が現れました。劇場版ガリレオ第一弾、『容疑者xの献身』の主題歌『最愛』。その時もKOH+で担当させていただきました。その際の楽曲のテーマは、登場人物である石神の『決して報われることのない願い、その魂の鎮魂歌になれば』という思いで楽曲製作しました。今回も同様に登場人物の鎮魂歌として描きました。

『いつか いつの日にか 君がわたしのこと 泣かずに思い出せるように 君の物語の邪魔しないように』

『君が 誰か愛し 愛されますように 本当は少し寂しいけれど…』

一見すると矛盾ある感情をひとつのサビの中に共存させました。一方向の感情だけではなく相反する感情が同居して初めて本当の感情になる。KOH+の作品作りにおいては歌詞表現はその辺りをポイントに制作しています。今回、シンガーである柴咲さんの歌声と表現力が、人間が持つ苦しみや哀しみ、どうしようもない矛盾を、深く包み込んでくれています。楽曲『ヒトツボシ』、映画をご覧になってくださる皆様の心の深いところまで届くことを願っています」

柴咲コウ(内海薫役、主題歌)

KOH+はガリレオシリーズから生まれたユニット。今回新たなレコーディングの際、訪れたプロデューサーが涙し聴いてくれた。彼らはガリレオシリーズをずっと愛し制作している人たち。『沈黙のパレード』の物語と呼応するようなこの曲が、同じくこのシリーズを愛してくださってる方々の心に深く届くと良いなと思う」

文/サンクレイオ翼

「ガリレオ」最新作『沈黙のパレード』で“KOH+”復活!主題歌が流れる予告映像も解禁/[c]2022「沈黙のパレード」製作委員会