ローマレジェンドである元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が、古巣やアッズーリ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに関して語った。

現在、家族との時間を優先しつつ、選手の仲介業や幾つかのビジネスにも携わっているトッティ氏。ここ最近では古巣ローマオーナーを務めるフリードキン・ファミリーとクラブ帰還に向けた話し合いを進めているとの報道もある中、イギリススカイ・スポルト』でその古巣に獲得を薦めたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラや、後輩であるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロについて言及した。

今シーズン限りでのユベントス退団が決定し、セリエAでのキャリア継続を希望するディバラに関して、トッティ氏は自身が背負っていたジャッロロッシの10番を譲ってもいいと、古巣入りを熱望していた。
しかし、現在そのアルゼンチン代表FWはインテル行きが決定的と見られている。イル・プリンチペは同選手のミラノ行きが決定的であることを認めながらも、選手本人はローマ入りを希望していたと主張している。

「私はそれがどのように進んだかを知っている。そして、今は終わった話だ。それはディバラだけに依存しているのではなかった。仮に、彼次第であれば、良いチャンスはあったかもしれない」

一方、ユベントスがそのディバラの後釜候補とみなし、ミランも獲得に関心を示すザニオーロに関しては、内容は明かさなかったものの、先日に個人的な助言を行ったことを明かしている。

「少し前にニコロと話をしたとき、彼にアドバイスをした。しかし、彼がそれを理解したかどうかは分からない。最終的なところは常に彼次第だ。彼がローマに残りたいと考えるならば、このシャツの重要性を理解し、今シーズンを支えてくれたファンに敬意を表する必要がある。彼らは今年、何か違うものを見せてくれた。私はまず最初にファンに敬意を表す。最良の選択は彼次第だ」

「(アドバイスの内容は?)言わない方がいい」

「とにかく、彼は残留したいかどうかを決めるだろう。彼を売りたいのか、それとも維持したいのかは彼とクラブ次第だ。ザニオーロはどうしたいか分かっているはずだ」

「(個人的には残留させたい?)知らないよ(笑)」

また、自身のローマ復帰の可能性に関しては、「まだ、機が熟していないという感覚が強い。今はクラブの誰もが非常に立派な仕事をしていて、それが実を結ぶための選択をしている」と、明言を避けている。

一方、カタールワールドカップ出場を逃し、UEFAネーションズリーグでも苦戦が続くロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表に関しては、若手とベテランの融合など助言を与えている。

「ユーロやワールドカップで結果を出すには、素晴らしいグループと経験が必要だ。また、我々は素晴らしい代表チームを作ることができるはずだ」

ミックスは常に重要だ。若手とベテランのね。しかし、それはすべて監督の手に委ねられている。彼は若者を成長させ、そのシャツの重要性を理解させる必要がある」

さらに、新生アッズーリで10番を背負い、印象的な活躍を披露しているローマの後輩MFロレンツォ・ペッレグリーニに関しては、クラブでも自身の番号を受け継いでほしいと考えているようだ。

「私にとって、彼はローマの新しい10番かもしれない。ただ、彼のことはよく知っているし、それを受け入れるとは思わないよ。彼は基本がしっかりとしていて柔軟性もある、すべてのチームが彼をほしがっているはずだ」

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