その歴史は古く、平安時代に仁明天皇が『16』の数にちなんだお菓子や餅などを神前にお供えし、健康招福を祈り、元号を『嘉祥(かじょう)』に改元したことが由来とされています。
そんな歴史ある記念日に、栃木県真岡市にある『紅谷三宅』の店主・三宅正晃(@beniyamiyake)さんが、現代的な和菓子をTwitterに投稿し、反響を呼びました。
もったいなくて食べられない!かわいすぎる和菓子
三宅さんがTwitterに投稿したのは、梅雨のじめじめとした雰囲気を忘れてしまう、清涼感ただよう和菓子。
『和菓子界の南極』と題した、その和菓子に、多くの人が魅了されました。
6月16日は「和菓子の日」ということで和菓子界の南極をご覧ください🐧
— 三宅正晃|御菓子司 紅谷三宅 (@beniyamiyake) June 15, 2022
氷に見立てているのは琥珀糖です🍡 pic.twitter.com/ffp6RqiPcY
アザラシと赤ちゃんペンギンは、練り切りで作られており、中身はこし餡。
和菓子でよく使われる『木型』などは使わず、一つひとつ職人の手で仕上げているため、動物たちはポーズはもちろん、それぞれ微妙に表情も違います。
また、氷に見えるのは、琥珀糖。涼しそうな雰囲気は、見ているだけで清涼感を覚えます。
『和菓子界の南極』以外にも、往来の和菓子のイメージを変える作品をいくつも作り出している三宅さん。
格式高い伝統的な和菓子ももちろん素晴らしいですが、こうした親しみやすい作品は、和菓子の世界を知らない人にとって、興味を持つきっかけにもなることでしょう。
「食べてしまうのがもったいない」とすら思えてしまう『和菓子界の南極』は、まさに芸術品ですね。
[文・構成/grape編集部]
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