オールドルーキー

26日よる9時より、主演を綾野剛、脚本を福田靖氏が務める日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)がスタート。日本サッカー界のレジェンド5名のゲスト出演が決定した。


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■遅すぎる社会人デビュー

主人公の新町(綾野)は、サッカーに人生をかけてきた底抜けに明るいプロサッカー選手。しかし、怪我の影響で低迷し、J3のチームに所属後、37歳で突如現役引退に追い込まれてしまう…。

社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町が、どん底の中で出会ったのは、“スポーツマネージメント会社「ビクトリー」”。

スポーツマネージメントとは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行ういわば裏方だが、娘たちのためにも新町はそこで働く決意をする。


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■日本サッカー界のレジェンド5名が出演

オールドルーキー

このたび、新町が日本代表選手時代に共に戦ったチームメイト役として、日本サッカー界のレジェンド5名がゲスト出演することが決定。

日本代表としてFIFAワールドカップに2大会連続(2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会)で出場したほか、史上初のJ1リーグ3年連続得点王や、最多得点記録という数々の快挙を成し遂げた大久保嘉人氏。

元日本代表で右サイドバックを務め好プレーを連発してきた加地亮氏、Jリーグデビューを飾った同年に日本代表に選出され、2006年FIFAワールドカップドイツ大会に出場した坪井慶介氏。

2004年のアテネオリンピックでは日本代表のキャプテンとしてチームを牽引し、J1リーグで400試合出場を達成した那須大亮氏、多くの試合でゴールキーパーとしてゴールを守り、チームを支えた秋元陽太氏という超豪華なメンバーがドラマのスタートに花を添える。

■元Jリーガーたちがドラマをリアルに彩る

彼らが出演するのは、新町がサッカー選手として最も活躍していた時代に記念すべきゴールを決めた日本代表戦での一幕。

5人にはそれぞれ役名があり、その名前が入ったユニフォームを着て試合のシーンを撮影したが、ピッチダイナミックに走り回るレジェンドたちの姿は「言われなかったら本当にサッカーの試合を見ている」よう。

現役時代に数々の輝かしい記録を残し、日本サッカー界を牽引してきた5人の元Jリーガーたちがドラマをリアルに彩る。


■サッカー経験がない綾野にゼロから指導

さらに大久保氏は本作のサッカー監修も担当。サッカー経験が全くない綾野にゼロから指導し、今年2月からマンツーマンで練習してきた。またサッカーシーンがある日は撮影現場まで赴き、撮影スタッフと共に一切の妥協なくモニターをプロの目線からチェックしている。

綾野を誰よりもそばで支え、練習してきたすべてをこの第1話冒頭の日本代表戦シーンで発揮する。

■大久保氏へのリスペクト

オールドルーキー

綾野と大久保氏、2人で作り上げたサッカー選手・新町亮太郎の背番号は「13」。この番号は、大久保氏が日本代表戦で着用した思い入れのあ背番号だ。

大久保氏の想いを新町に投影し、力をもらうためにと綾野たっての希望で実現した。綾野は新町として大久保氏が大事にしている背番号「13」を背負うことで、大久保氏へのリスペクトを持って作品に臨んでいる。


■日本代表ユニフォームをバックアップ

そして、日本代表戦のシーンはレジェンドたちの力だけでなく、今年カタールで行われるFIFAワールドカップ2022をはじめ、日本代表の活動をバックアップしている日本サッカー協会の協力のもと、よりリアルに放送される。

新町たちが着ている日本代表のユニフォームは、ドラマが2009年のFIFAワールドカップ最終予選をモデルにしていることから、当時の2009年の日本代表ユニフォーム着用をバックアップしてもらっている。

さらに、2002年の日韓大会のために建設された、アジア最大級のサッカー専用スタジアムである埼玉スタジアム2002で撮影を行い、スケールも大きく、よりリアルな臨場感が出ている。

■「まさか撮影にも参加できるとは」

オールドルーキーに出演・監修する大久保氏からコメントが届いている。

大久保サッカー監修のお話をいただいたときは、初めてのことだったので不安とワクワク感がありました。日曜劇場は、僕の子供たちもハマってよく見ています。その番組にまさか自分が監修だけでなく撮影にも参加できることになるとは想像もしていなかったので、とても楽しみでした。


主演の(綾野)剛くんは、サッカー経験がなかったので最初は不安でしたが、陸上をやっていたこともあってすぐコツを掴んでうまくなりました。彼はすごく研究熱心。サッカーの動画を見て、選手の動きを細かく研究していましたね。


それもあって、最初はアドバイスをしていたんですが、途中からはダメだったところを自分で分かるようになっていて。サッカーをやったことがない人が、ここまで短期間でできるようになるのはなかなか難しいと思います。


しかもボレーシュートって、Jリーガーの選手にとっても結構難しくて。身体能力もそうですけど、やはりドラマでいろいろな役をやっているので、飲み込みが早い。


そしてなにより、相当な努力をしてきたからこそできるようになったんだと思います。それもあって日本代表戦の出来栄えはかなり良かったです。


■「僕のキャプテンマークにも注目」

大久保氏:僕も現役を離れて間もないですが、スタジアムで試合をすることを懐かしいなと思いながら、楽しくプレーさせてもらいました。剛くんはもちろんですが、僕のキャプテンマークにも注目してください(笑)。


初めて日本代表のキャプテンマークをつけたので、みんなびっくりすると思います。このドラマはサッカー選手にとって、とても現実的な話です。サッカー選手って華やかに見えるので、辞めても大丈夫だ、と思われる人が多いと思うんです。


じつは全然そんなことなくて、苦しんでいる人が多いです。サッカーを続けたくても続けられない選手が、セカンドキャリアを歩むという再現度の高い“中身”の部分を見られる貴重なドラマだと思います。僕も撮影の現場を実際に見ていて、楽しいドラマになると感じています!

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

大久保嘉人氏ら元Jリーガーがドラマを彩る 綾野剛主演『オールドルーキー』