1匹の犬と2匹の猫と暮らす、あさひ(@asako0807)さんがTwitterに投稿したエピソードをご紹介します。
あさひさんはある朝、愛犬とともに散歩に出かけました。
途中、用水路の上にある橋を渡ろうとしたところ、愛犬がぴたりと足を止めます。
※写真はイメージ
愛犬は、端の上から水面をジッと見つめていました。
何を見つめているのかが気になったあさひさんが身を乗り出して橋の下を見ると、そこにはずぶぬれになったチワワがいたのです!
※写真はイメージ
⑴昨日の早朝、犬の散歩に出かけたら用水路を渡るところで愛犬がぴたりと止まってしまい、欄干に首を突っ込んで水面を見つめている。なになに何なのよ、と私もグイッと身を乗り出して下を見ると、チワワがずぶ濡れで用水路に浸かったまま身動き出来ずにブルブル震えているではないか!
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
「こりゃ大変だ」と思ったあさひさんでしたが、愛犬を連れたままでは対処ができません。
困っていたところ、ちょうど女性が通りがかったため、チワワを見守ってもらうことにしました。
急いで自宅に戻り、愛犬を留守番させ長靴に履き替えたあさひさんは、すぐに用水路に戻りました。
その後、用水路へ入り、チワワを無事救出することができたのです。
チワワは長い間水に浸かったまま身動きができなかったためか、ブルブルと震えていました。
※写真はイメージ
幸い、水深はチワワの体よりも少し下だったため、流されずにすんでいたとのこと。
もしこの時、あさひさんの愛犬がチワワの存在に気が付いていなければ、水かさが増え、流されていたかもしれません。
あさひさんは、心の中で愛犬のことをほめてあげたのでした。
その後、チワワは…?
あさひさんが救出したチワワはハーネスを身に着けていました。
その姿から、「このチワワは捨てられたのではなく、なんらかのハプニングで帰れなくなり、用水路に落ちてしまったのではないか」と考えた、あさひさん。
きっと、チワワの飼い主が探している可能性が高いため、まずは警察に届け、動物愛護センターへ連携をとってもらうことにしました。
出典:出典名
幸いにも、あさひさんの住む市では、2022年現在、動物の殺処分は行われていません。
そのため、安心してチワワを迷い犬として預けられたといいます。
警察に届け出た後、「動物愛護センターに引き継ぎました」と連絡を受けた、あさひさん。
動物愛護センターのウェブサイトを確認すると、早速、あさひさんが救出したチワワが迷い犬として掲載されていました。
チワワの情報が削除されれば、飼い主が現れた証拠。
しかし、翌朝になっても、チワワの情報は掲載されたままでした。
※写真はイメージ
その後、昼過ぎに、もう一度あさひさんが動物愛護センターのウェブサイトを確認すると、チワワの情報が見当たりません。
すぐに動物愛護センターに電話をかけ「あのチワワを拾った者ですが…」と説明。
チワワについて詳細を尋ねると…。
※写真はイメージ
「さっき飼い主さんがお見えになったんですよ」
よかったー!
動物愛護センターのスタッフによると、チワワは13歳の高齢犬だったそうです。
チワワのことが気になって、夜中に何度も目が覚めていたという、あさひさん。
飼い主が現れたこと、高齢犬だったけれど、無事に救出できたことを想い、あさひさんは心の底から安堵したのでした。
あさひさんは、チワワの飼い主に、ひと言伝えたいことがあるそうです。
そのメッセージがこちら。
うちの愛犬が気付いてくれたんです!
本当に賢い子なんです!!
あさひさんの愛犬への愛があふれるコメントにクスッと笑ってしまいますね。
あさひさんはその後、「あんたのおかげで、あのチワワちゃん助かったよ。ありがとうね」とたくさんほめてあげたそうです。
チワワを救った愛犬
ちなみに、チワワの救出劇に関わることのできなかった夫に、あさひさんがことの顛末(てんまつ)を伝えると、「あんた1人で徳を積んで、俺を置いて自分だけ天国へ行こうとしてるやろ」といわれたそうです。
あさひさんと、愛犬の救出劇に、さまざまな声が寄せられました。
・感動した。チワワの飼い主さんは、心の底から感謝していると思うよ。
・あさひさんも、わんちゃんもすごい!本当によかった。涙ぐみました。
・ドラマのような展開!関係者ではないけれど「ありがとう」って伝えたい。
・素敵なストーリーの最後、夫の言葉で笑ってしまった。これは大変な徳を積みましたよ。
この投稿には、5万件以上の『いいね』が寄せられました。
チワワに気付くことができた愛犬と、素晴らしい行動力のあさひさんに、盛大な拍手を送りたいですね。
投稿全文はこちら
⑴昨日の早朝、犬の散歩に出かけたら用水路を渡るところで愛犬がぴたりと止まってしまい、欄干に首を突っ込んで水面を見つめている。なになに何なのよ、と私もグイッと身を乗り出して下を見ると、チワワがずぶ濡れで用水路に浸かったまま身動き出来ずにブルブル震えているではないか!
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑵こりゃ大変だと思うも、一旦帰って愛犬を置いてこないと対処できないと困っていたらそこへご婦人が通りかかった。訳を話しその方にチワワを見ていてもらい、一旦家へ急いで帰って愛犬を置いて、用水路へ入って救出すべく長靴に履き替えて飛んでもどった。水の中へ入りひとまずはチワワを水から救出。
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑶チワワ、長い間水に浸かったまま身動きできなかったのかブルブル震えている。それでも幸いだったのは水の量がチワワの体高より少し下だったこと。これがこの後に降った雨で水嵩が増えていたら流されてしまってたかもしれない。愛犬が気づいてくれたこと本当にグッジョブ。さてここからまだ続く
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑷チワワ、ハーネスをつけていたので捨てられたのではなく何らかのアクシデントで帰れなくなり用水路へ落ちたのだと思われる。きっと飼い主さんは探しているだろうから、公的な力を借りる方が良い。幸い当市の愛護センターは現在殺処分がないので、警察にまず届けてそこから愛護センターへ連携をとって
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑸もらうことが一番だと考えた。チワワを車に乗せて警察署へ行きひとまずは安心。でも殺処分はないとは言え飼い主さんのところに戻れるのが一番だからそこからはずっと気が気ではなかった。昼過ぎに警察から「愛護センターへ引き継ぎました」と連絡をいただき、そこからは愛護センターのホームページを
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑹しょっちゅうチェックすることにした。愛護センター、迷い犬情報として早速アップしてくださっていた。その情報が今後削除されていたら飼い主さんが現れたという証拠だろう。昨日はずっとそのチワワの情報はアップされ続けていた。今日になってもまだ残っていた。
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑺昼過ぎ、もう一度見たらチワワの情報が削除されているではないか!すぐに愛護センターへ電話をかけ、実は拾って届けた者なのですがチワワのその後が気になって電話しました、と言うと「さっき飼い主さんがお見えになったんですよ」と!!!良かった〜〜〜〜〜!!!昨日はずっと気になって、
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑻夜も何度も目覚めてしまったから。チワワ13歳の高齢だったらしい。飼い主さんさぞ心配なさったことだろう。個人情報保護でどなたかはもちろん知ることはできないのだが一言是非お伝えしたいのは「うちの愛犬が気づいてくれたんです!!本当に賢い子なんです!!」(そこかよ)(もう1ツイート有り)
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
⑼とにかく老犬チワワちゃんがまたお家へ帰れて良かったです。そしてうちの愛犬の賢さに惚れ惚れしています(笑)。あんたのお陰であのチワワちゃん助かったよ、ありがとうねとめっちゃ褒めてあげました。夫には「あんた一人で徳を積んで俺を置いて自分だけ天国へ行こうとしてるやろ」と言われた(笑)
— あさひ (@asako0807) June 15, 2022
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @asako0807
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