1匹の犬と2匹の猫と暮らす、あさひ(@asako0807)さんがTwitterに投稿したエピソードをご紹介します。

あさひさんはある朝、愛犬とともに散歩に出かけました。

途中、用水路の上にある橋を渡ろうとしたところ、愛犬がぴたりと足を止めます。

※写真はイメージ

愛犬は、端の上から水面をジッと見つめていました。

何を見つめているのかが気になったあさひさんが身を乗り出して橋の下を見ると、そこにはずぶぬれになったチワワがいたのです!

※写真はイメージ

「こりゃ大変だ」と思ったあさひさんでしたが、愛犬を連れたままでは対処ができません。

困っていたところ、ちょうど女性が通りがかったため、チワワを見守ってもらうことにしました。

急いで自宅に戻り、愛犬を留守番させ長靴に履き替えたあさひさんは、すぐに用水路に戻りました。

その後、用水路へ入り、チワワを無事救出することができたのです。

チワワは長い間水に浸かったまま身動きができなかったためか、ブルブルと震えていました。

※写真はイメージ

幸い、水深はチワワの体よりも少し下だったため、流されずにすんでいたとのこと。

もしこの時、あさひさんの愛犬がチワワの存在に気が付いていなければ、水かさが増え、流されていたかもしれません。

チワワに気が付いたこと、本当にグッジョブ!」

あさひさんは、心の中で愛犬のことをほめてあげたのでした。

その後、チワワは…?


あさひさんが救出したチワワはハーネスを身に着けていました。

その姿から、「このチワワは捨てられたのではなく、なんらかのハプニングで帰れなくなり、用水路に落ちてしまったのではないか」と考えた、あさひさん。

きっと、チワワの飼い主が探している可能性が高いため、まずは警察に届け、動物愛護センターへ連携をとってもらうことにしました。

出典:出典名

幸いにも、あさひさんの住む市では、2022年現在、動物の殺処分は行われていません。

そのため、安心してチワワを迷い犬として預けられたといいます。

警察に届け出た後、「動物愛護センターに引き継ぎました」と連絡を受けた、あさひさん。

動物愛護センターのウェブサイトを確認すると、早速、あさひさんが救出したチワワが迷い犬として掲載されていました。

チワワの情報が削除されれば、飼い主が現れた証拠。

しかし、翌朝になっても、チワワの情報は掲載されたままでした。

※写真はイメージ

その後、昼過ぎに、もう一度あさひさんが動物愛護センターのウェブサイトを確認すると、チワワの情報が見当たりません。

すぐに動物愛護センターに電話をかけ「あのチワワを拾った者ですが…」と説明。

チワワについて詳細を尋ねると…。

※写真はイメージ

「さっき飼い主さんがお見えになったんですよ」

よかったー!

動物愛護センターのスタッフによると、チワワは13歳の高齢犬だったそうです。

チワワのことが気になって、夜中に何度も目が覚めていたという、あさひさん。

飼い主が現れたこと、高齢犬だったけれど、無事に救出できたことを想い、あさひさんは心の底から安堵したのでした。

あさひさんは、チワワの飼い主に、ひと言伝えたいことがあるそうです。

そのメッセージがこちら。

うちの愛犬が気付いてくれたんです!

本当に賢い子なんです!!

あさひさんの愛犬への愛があふれるコメントにクスッと笑ってしまいますね。

あさひさんはその後、「あんたのおかげで、あのチワワちゃん助かったよ。ありがとうね」とたくさんほめてあげたそうです。

チワワを救った愛犬

ちなみに、チワワの救出劇に関わることのできなかった夫に、あさひさんがことの顛末(てんまつ)を伝えると、「あんた1人で徳を積んで、俺を置いて自分だけ天国へ行こうとしてるやろ」といわれたそうです。

あさひさんと、愛犬の救出劇に、さまざまな声が寄せられました。

・感動した。チワワの飼い主さんは、心の底から感謝していると思うよ。

・あさひさんも、わんちゃんもすごい!本当によかった。涙ぐみました。

・ドラマのような展開!関係者ではないけれど「ありがとう」って伝えたい。

・素敵なストーリーの最後、夫の言葉で笑ってしまった。これは大変な徳を積みましたよ。

この投稿には、5万件以上の『いいね』が寄せられました。

チワワに気付くことができた愛犬と、素晴らしい行動力のあさひさんに、盛大な拍手を送りたいですね。

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[文・構成/grape編集部]

出典
@asako0807
※写真はイメージ