7月1日(金)に公開される映画『バズ・ライトイヤー』の日本版声優スペシャルイベントが、東京ディズニーランド(R)内のトゥモローランドで実施された。その場に日本版声優を務める、バズ・ライトイヤー役の鈴木亮平、バズの人生を変えることになる大切な仲間・イジー役の今田美桜が登場し、映画の魅力を語った。

ピクサー・アニメーション・スタジオの第1作目にして、世界で初めての長編フルCGデジタルアニメーションとして誕生した『トイ・ストーリー』。世界中が涙した続編の『トイ・ストーリー3』、『トイ・ストーリー4』はともに日本でも興行収入100億円を超えるヒットを記録した。

そんな世界中の観客を感動の渦で包み込んできたシリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く最新作『バズ・ライトイヤー』が、ディズニーピクサー作品として約2年ぶりに映画館の大スクリーンに帰ってくる。アンディ少年のお気に入りの“おもちゃ”バズ・ライトイヤーは、彼の人生を変えるほど夢中になった映画の主人公であり、本作はその“映画”の物語である。

トゥモローランドには“おもちゃの”バズ・ライトイヤーが活躍するアトラクション「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」や壮大な宇宙の旅を体験できるスペース・マウンテンがあることから、本イベントが実現した。

バズの原点を描くスペース・マウンテンをバックに鈴木と今田が登場。今田は“バズ・ライトイヤー”を意識したグリーンの衣装に身を包む。この特別なイベントについて、鈴木は「ディズニーランドに来ると、まずこのエリアにきてスペース・マウンテンに乗るのがいつもの流れなので、この場所でイベントをできることがとても感動的です。実は昨日も下見に来て、トイ・ストーリーホテルに泊まったのですが『俺おもちゃだったんだ』という気持ちになりました(笑)」と語る。

一方の今田は「福岡から上京した時に、まずディズニーランドに行きました。シンデレラ城の大きさに感動したのを覚えています。イベントでこの場に立てることに驚きと感動の気持ちです」と、胸にこみ上げる想いを明かした。

世界中で愛され続ける本シリーズは両者にとっても馴染み深いという。今田は「私はウッディをみんなで助けに行くシーンが大好きです。特に『トイ・ストーリー2』の、カラーコーンに隠れながら道をみんなで横断するシーンが、みんなの仲間思いな一面が見れてすごく好きです」とコメント。

鈴木は「エモいですよね。実は僕もアンディと同じ世代なんです。アンディが観ていた映画の主人公・バズってどういうキャラクターなんだろう、と思っていました」とし、さらに本作について「バズの未熟な部分や想い、お馴染みの航星日誌についてなど、色々な発見があります。特に、あの悪の帝王“ザーグ”ってこういう……これ以上は言えないですけど(笑)」と熱く語る。



オファー時の感想について、鈴木は「嬉しかったのと同時にプレッシャーもありました。人間のバズとして演じることを意識したのですが、所さんの作り出した愛すべきバズのイメージを裏切らないように、かつ新しいバズを作り上げる思いで挑みました」とし、今田は「ドッキリかと思い、何度も確認しました。母もすごく喜んでいました」と回想。

そして完成版を一足早く鑑賞したというふたり。鈴木は「バズの魅力は、未熟なところにあるなと思っています。周りを信頼できず、プライドの高かった彼が、仲間思いのバズにどう成長したのかを感じられます」と感想を語る。さらに「バズの素直なところが好き。間違えても、それを認めて次に向かう強さを持っていて、応援したくなるようなキャラクターです。映画はとにかくエキサイティングな宇宙の冒険はもちろん、かっこいいロボットやマシンが魅力的で、かっこよさと同時に世代と時空を超えた愛の物語です」と総括。

今田は「イジーは元気で活発な女の子ですが、その中で見せる弱さもあります。そんな自分の苦手なところにもしっかり向き合う、強い女性。でもあんなに強いバズを引っ張るような魅力もある」と役を振り返った。続いて「映画は、本当に圧巻でした!自分も宇宙にいるような感覚になりましたし、アトラクション体験のような迫力、そして寄り添いたくなるような瞬間もある。仲間の絆がギュッと詰まっている映画だと思います」と、作品への自信をのぞかせた。

またバズとイジーの様な絆で結ばれた仲間(友人)とのエピソードについて、鈴木は作品作りをチーム戦として「昼間のシーンをもうすぐ暗くなるタイミングで撮影する時の、あの一体感って何なんでしょうね(笑)。これを朝からできていればいいのに、そういう訳にはいかない。だからピンチになることって大事だと思います。それにより仲間の絆を改めて感じることができる」と感慨深げ。今田も「事務所の方々や一緒に作品を作っているスタッフなど、日々仲間の絆には感謝しています」と想いを明かした。

イベント後、ふたりは東京ディズニーランドの大人気アトラクション「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」を体験。8月31日までの期間限定で高得点を狙える「アストロ・ヒーロータイム」が実施されていると聞き、鈴木は「以前乗ったとき点数が低かった記憶があるので、ネットで攻略法を見てきました(笑)。バズとしてはジュニア・パトロールの今田さんには負けられない」、今田は「私は初めてなので、バズと同じ体験ができることにワクワクしています」と意気込んだ。

体験後に、鈴木はなんと「満点でレベル7アストロ・ヒーロー)を獲得しました。事前に勉強していたので、次あれがくるぞって思ったのが当たってキター!と(笑)」と話し、見事な“スペース・レンジャー”っぷりを披露。初挑戦となった今田も「楽しかったです。私はレベル4でした。」と、全力でアトラクションを楽しんだ様子。

最後に本作を待ち望むファンに向け、今田からは「仲間の絆ってすごく大きくて、バズに助けられるだけでなく、イジーもバズのことを助ける、そんなお互いの支え合いが描かれた作品になっています。ぜひ楽しんでいただきたいです」とメッセージが贈られる。

そして鈴木は「この作品のテーマのひとつは“時間”なんじゃないかと思います。今を生きる大切さを感じていただけると思います。時間が過ぎる無常さや切なさもあるけど、過ぎた先にもっと素晴らしいことがある。時間が動いているからこそ、この一瞬を大切にしたいと思えるような映画になっていると思います。あとは本当に宇宙にいるような体験もできます」と熱くアピール。これを以て大盛況のイベントは幕を閉じた。

『バズ・ライトイヤー』
7月1日(金)より公開

『バズ・ライトイヤー』日本版声優スペシャルイベント