ハスキー犬のラッキーは、家事を手伝ってくれる一家に1匹は欲しい有能な犬だ。重い荷物を一緒に運んでくれたり、洗濯物を洗濯機に入れてくれたりする。
だがそれだけではない。ラッキーは飼い主の言葉を理解しており、外出中、家の監視モニターシステムを介して「炊飯器をセットして!」と話しかけると、お留守番中のラッキーは指示に従い炊飯器のスイッチを入れてくれるのだ。
遠隔対応もこなしちゃうラッキーは、人気の漫画「きょうの猫村さん」犬版「犬村さん」といったところだろう。
Dog turns on rice cooker to prepare meal for owner in China
中国、浙江省で暮らす周さん一家は、2匹のハスキー犬を飼っている。どちらも賢くて個性豊かだが、そのうちの1匹、ラッキーは優れた家事能力を持っている。
飼い主に言われると、一緒に重い荷物を持ってくれたり、洗濯物を洗濯機にいれてくれる。
周さんの家の中には監視モニターシステムが設置されているのだが、外出中でもシステムを通じて話しかけると、その指示に従ってお手伝いをしてくれる。
[もっと知りたい!→]飼い主をキスで起こすところから始まり、朝ごはんを作る。家事をもりもりこなす犬のジェシーさん
ある日のこと、周さんは炊飯器にといだお米をセットして買い物に出かけた。お米を炊いてほしい時間にラッキーにシステムから話しかける。
「ラッキー、炊飯器のスイッチ入れてもらえる?」
台所でうつ伏せになっていたラッキーはすぐに立ちあがり、炊飯器のある台所のカウンターの前に二足立ちとなった。
ラッキーは最初、左前脚肉球で電源タップの方をタッチしたが、「そっちじゃないよ、炊飯器だよ、その横にあるやつ」と音声で誘導すると、ラッキーは「ああこっちね」と炊飯器を見る。
炊飯器の方にいくと、電源ボタンを押そうとするが、肉球の構造的に突起のない炊飯器のボタンを押すのは難しい。
「だめだ、押せないよこれ」一瞬諦めかけたラッキーだが、飼い主は励ましのエールを送る。「ラッキーお願い、ラッキーならできるわ」
ラッキーは再びやる気を出し、なんども試みる。「もう一度がんばって、そのボタンを強く押すのよ!」
そしてついに!ラッキーは炊飯器のスイッチを入れることに成功した。
・合わせて読みたい→キリッ!新聞運びはオイラの仕事。10年間毎朝颯爽と新聞を拾い続けるおりこう犬
飼い主は「おりこう!すごい!ありがとう!帰ったらおいしいごはんをつくってあげるからね」とねぎらいの言葉を送った。
ちなみに周さんは、以前からラッキーに電源タップのオン、オフができるように訓練していたそうで、ラッキーはそれを行うことができる。
だから今回も真っ先に電源タップの方に行ったようだ。だが、炊飯器のような電気製品にあるボタンを直接押すように頼んだのは今回が初めてだったという。
ラッキーは他にも、照明のスイッチを入れたり、トイレの水を流したりと、様々な家事をこなすことができる。物覚えが速く記憶力がいいので、数回教えるだけでほとんどのことをこなしてしまうのだそうだ。
というか飼い主の言葉が理解できなきゃ、どれもできない技だ。
そんなラッキーたちの日常は中国のSNS「抖音」で公開されており、大人気となっている。
written by parumo
コメント