バイエルンユリアン・ナーゲルスマン監督が新加入のセネガル代表FWサディオ・マネ(30)を歓迎した。クラブ公式サイトが伝えている。

2016年夏にサウサンプトンからリバプールに加入したマネはユルゲン・クロップ監督からの全幅の信頼を得て絶対的な主軸に定着すると、在籍6年間で公式戦通算269試合120得点48アシストの成績を残し、チャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグなど多くのタイトル獲得に貢献した。

こうした活躍を高く評価したバイエルンは数回の交渉を重ねた後で移籍金3200万ユーロ(約45億3000万円)+ボーナス600万ユーロ(約8億5000万円)のオファーをリバプールに提示。選手本人もドイツ行きを強く希望していたことからクラブ間で合意し、22日に移籍が正式に発表された。

加入会見の場に同席したナーゲルスマン監督はプレミアリーグからスター選手を迎えられた喜びを露わに。選手への好印象を語り、どうしても獲得したかったという想いを明らかにした。

「非常に興奮しているよ。最初の会話から、彼がとても無私無欲な人物だという印象を持った。彼はかなり控えめで、『どのポジションでも自分がプレーする姿は想像できる』と言ったんだ。最初の会話から、クラブや監督に自分を完全に委ねるのはなかなかできることではない。だから、我々の獲得への思いはよりいっそう強まったよ」

バイエルンならば、ビッグスターを獲得するチャンスは常にあるだろう。ただ、特にイングランドプレーしている選手の場合、金銭的な限界にぶつかることもある。ただ、サディオは別で、彼は我々のプロジェクトやクラブ、チームメイトに対して大きな意欲を持っていた。だから、私は嬉しかったよ」

また、ナーゲルスマン監督はマネを起用するポジションにも言及。戦術家として名高い指揮官は、複数ポジションに対応できるマネのユーティリティ性を高く評価しているようだ。

「起用するポジションについて、まだはっきりとは言えない。ここから移籍市場で何が起こるかを見る必要があるからだ。ただ、サディオは4つ、5つのポジションを簡単にこなせる選手であり、試合中にポジションを変えることも可能だろう」

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