数々のプロダクトデザインを手がけるGKダイナミックスとともに“3Dを取り入れた最先端の教育”が体験できる特別講座「みらいのおねんど特別教室」を日本科学未来館で開催しました。

株式会社SonoSaki(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 戸田勝也、 https://sono-saki.jp/、以下SonoSaki)は、株式会社GKダイナミックス(本社:東京都豊島区 https://www.gk-design.co.jp/dy2/、以下GKダイナミックス)と共に、2022年6月19日(日)日本科学未来館にて親子で学ぶ!動態デザイン×3DCG制作体験イベントを開催しました。

みらいのおねんど特別教室「 親子で学ぶ!~動きのデザインで3Dキャラを作ろう!~」開催概要

・日時:2022年 6月19日(日)午前の回:10:30~13:30 /午後の回:14:00~17:00 

・対象:小学1年生~小学6年生 保護者同伴

■開催目的
・デザインの概念を知ることで、物の見え方や捉え方が変わり、発想力が広がります。
・自ら考えて作ることで、創造力や発想力、思考力が養われます。
先進国で始まっている3Dを活用したSTEAM教育を体験することできます。
・デザインや3DCGを知ることで、子供たちが将来の夢を決める選択肢の一つとなります。
 また、そこから新しい夢や職業が生まれる可能性があります。

開催レポート
  • 「かっこいい、速そう」そうしたイメージを生み出すデザイン「動態デザイン」ヒミツとは?

 
ヤマハ発動機株式会社のモビリティのデザインをはじめ、様々なデザインを手掛ける、GKダイナミックスのプロダクトデザイナー市瀬 更紗氏、松田 築氏より、生命感のある動きのあるデザイン「動態デザイン」を学びました。


かっこいい、速そうと見えるデザインのヒミツは、解き放たれるパワーの源の重心を決め、移動を感じさせる方向を明快に表現することだという。一方、右側のデザインでは、タイヤが潰れパワーを感じると共に、髪がなびき、今から「速く走るぞ」とイラストからでも感じることができる。このように見るものに与える感情=うごきのきもちと表現が一致していることがかっこよさのヒミツであると市瀬氏は語る。

  • 事前に用意した「動きのある」動物の写真やイラストに動物の気持ちを描く

「飛びたい!」「速く走りたい!」「お腹減った」各々が感じるさまざまな気持ちを写真やイラストに描く。

市瀬氏より動きの起点となるポイントや動きの気持ちを表現するデザインの基礎を学んだ後、次は動物の写真やイラストをもとに、3DCG制作の基礎を学んでいく。

  • 世界のプロも使用する「ZBrush」子供から本格的なソフトで3DCGのを学ぶ

3DCG制作で使用するのは、ディズニーピクサーマーベルなど名だたる有名スタジオでも採用実績のある3DCG制作ソフトでみらいのおねんど教室でも使用している「ZBrushCore」近年、医療業界やアパレル業界でも実用され始めている本格的な3DCG制作ソフトだ。

 


3DCGの講師を務めるのは、国立科学博物館をはじめ多数の3DCG制作を手掛ける、現役3DCGアーティスト兼現役専門学校講師を務める、SonoSakiの戸田かえで氏。

  • プロも使用するソフトとデバイスを使って、3DCG制作開始

普段あまり触れることがないペンタブレット、今回はワコム社製液晶ペンタブレットWacom Cintiq 16」を使用した。液晶モニターに直接書き込みをすることが出来るため、初めてペンタブレットを使用する子供たちでも直感的に使用することができる。また、ZBrushはデジタル粘土と呼ばれる3DCG制作ソフトで、液晶ペンタブレットとも非常に相性が良い。

ZBrushCore、ペンタブレットに慣れるため、自由にデジタル粘土を触ってみる。粘土遊びと同じように適当に触るだけでも楽しむことができる。

  • デジタル粘土で造形を開始、いろんなブラシを使ってみよう!
動きのきもちを描いたイラストをもとに、ZBrushCoreで造形を開始!

「色々な機能をもつブラシ(粘土ヘラのようなもの)を使って思い思いの動物の形をつくっていきましょう~!」と戸田かえで氏。「ぐねぐね」「ぼこぼこ」「とげとげ」さまざまなブラシによって異なる性質、特に人気なブラシは「とげとげ」ブラシ。このブラシはデジタル粘土を思いっきり伸ばすことが出来る機能を持っている。
とげとげブラシを覚えた途端、子供たちの造形力、創造力が一気に膨らみ、隣で見ている保護者さんも「私にもやらせて!」と子供のペンを奪うほど面白いブラシだ。

ZBrushCoreはイラストと違い、正面だけじゃなく立体的に考える必要がある。これが3D教育みらいのおねんど教室の特徴で、楽しみながら空間認識能力も育むことができる。3DCG制作では、裏側や側面を想像しながら造形を楽しむことが出来るのがポイント。

「全力疾走で駆け回るチーター」

        

「かわいくジャンプしたい」
  • 形が出来たら、色を塗って最終の仕上げ!

ZBrushCoreで形が出来たら、次は作った3DCGに色塗りを塗っていきましょう~!「色を塗ることでより個性が出てくるので楽しみが広がりますね」と戸田かえで氏。

  • 最後は親子で制作した3DCG作品を皆の前でプレゼンテーション!

作品タイトル、こだわったポイント、動きを工夫した点を中心に皆の前でプレゼンテーション。

大勢の参加者、観客がいる中での発表は少し緊張気味・・・?

「いっぱい泳ぐペンギン」を表現した。
「獲物を狩るワニ」
「楽しく飛び跳ねるカエル」
  • 先進国では既に始まっている3Dを取り入れた教育・・・なぜ?

先進国では既に3Dを取り入れたSTEAM教育が始まっているのをご存じでしょうか。

身の回りの多くにある日用品や工業製品、ゲームや映画をはじめとするエンターテイメントの多くには3D技術が使用されており、今や3D技術はなくてはならないもの。未来を担う子供たちにとって3Dの技術を知り概念を学ぶことで、物の見え方や捉え方、考え方を養い、多角的な考え方を取り入れられるとして、イギリスやアメリカ、中国をはじめとする先進国の公教育に3D教育カリキュラムが導入され、3Dを教えることが出来る教員の育成もはじまっている。

また、OECD平均で15歳の子供の60%が「授業にデジタル機器を組み込むのに十分な準備時間を確保している教師たち」のいる学校で学んでいるのに対し、日本は約10%と最下位になっている。
校外学習の場として「3Dで楽しくプログラミングを学ぶことが出来る教室」がSonoSakiが運営する「みらいのおねんど教室」だ。みらいのおねんど教室は、経済産業省「未来の教室」ポータルサイトEdTechデータベース登録、ZBrushJapan公式ホームページにも掲載されるキッズスクール。

全国で展開する「みらいのおねんど教室」
  • 子供たちが作った3Dはさまざまな形で使うことが出来る

子供たちが作った3DCGは、なんと、作って終わりではない。3DプリンターやAR(拡張現実)やVR(仮想現実)、ゲーム制作など、さまざまな用途に活かすことが出来る3Dのデータ。自分たちが作った3Dのデータはいろんなことに使うことが出来る。

固執しない考え方も身につけて欲しいと語る、戸田かえで氏。

参加者からは「初めて本格的なソフトとデバイスを使ったが、こんなにも上手に作れることにびっくりした。ゲームを作ったり、映画も作れると思うと夢が広がりますね」「3時間の講座だったのに、あっという間に終わっちゃったねと子供と話していました。それほど集中して制作していたんですね。」と参加者からの声。デジタル工作が普及し、当たり前になる日もそう遠くないのかもしれませんね。

【主催】株式会社SonoSaki

https://sono-saki.jp/

【共催】株式会社GKダイナミック

https://www.gk-design.co.jp/dy2/

【機材協力】

株式会社ワコム

https://www.wacom.com/ja-jp

エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

https://jp.msi.com/

株式会社SonoSakiについて

3DCGとテクノロジーを掛け合わせ創造力とモノづくりを学び育むSTEAM教育「3Dプログラミングキッズスクール みらいのおねんど教室」を愛知、岐阜、広島、長崎で展開。(※2022年6月現在)また、自治体、企業と連携した教育事業の企画運営。3DCG制作ではリアリティを追求した生物モデルの制作など、さまざまな3DCG制作も手がける。

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社SonoSaki

広報担当:戸田
TEL:052-766-7110(連絡可能時間帯:平日10:00~20:00)
Email:support@sono-saki.jp

配信元企業:株式会社SonoSaki

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