川崎フロンターレは23日、チケット転売問題についての報告を行い、事件が起きていたことを発表した。

クラブの発表によると、川崎Fのホームゲームチケットが高額転売されていたとのこと。被疑者は「業として興行主の事前の同意を得ないで、川崎フロンターレホームゲームの電子入場券を高額で販売し、興行主等の特定興行入場券の販売価格を超える価格で不正転売した」という罪を犯し、書類送致されたという。

川崎Fによれば、これまでもチケット転売問題に対応してきたものの、有効な対策がなかったとのこと。改めて公式サイト以外での購入に注意喚起を行っている。

「チケット転売問題については、これまでもいくつかの取り組みを実施してまいりましたが、なかなか効果的な対応策がないのが実情でございます。これからも、一人でも多くの方に、スタジアム観戦の機会をご提供できるよう対策してまいります」

「お客様におかれましても、チケット転売はもちろんですが、公式サイト以外での購入は絶対にしないようお願いいたします」

「空席ばかりが目立つスタンドからスタートした私たちが、昨今は、完売も続く等々力でホームゲームを行うことができるようになってまいりました。これは、フロンターレに関わるたくさんの方のご支援・ご声援のおかげであり、今後も、一人でも多くの方に当日会場にてお楽しみいただくために、チケット販売・購入に関する環境改善に努めてまいります」

川崎Fは、2017年、2018年と明治安田生命J1リーグを連覇。2019年こそ横浜F・マリノスに覇権を譲ったが、2020年、2021年と再び連覇を達成。Jリーグ屈指の実力を誇り、本拠地である等々力陸上競技場もスタンド改修などが行われた。

観客動員数もコロナ禍で大幅に減少したものの、制限が緩和された今シーズンはコロナ禍の倍以上の人数が1試合平均で来場している。

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