マンチェスター・Uに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが、ノッティンガム・フォレストへレンタル移籍することになったようだ。23日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在25歳のD・ヘンダーソンは、マンチェスター・Uの下部組織出身。下部クラブへのレンタル移籍を繰り返すと、2018年夏から2020年夏にかけてプレーしたシェフィールド・Uで評価を高め、2020-21シーズンからマンチェスター・Uのトップチームでプレーしている。20-21シーズンはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアと激しい定位置争いを繰り広げ、公式戦26試合に出場したが、21-22シーズンはデ・ヘア好調の影響もあり公式戦3試合の出場にとどまっていた。

 そんなD・ヘンダーソンだが、この度N・フォレストへの加入に近付いているようだ。同メディアによると、D・ヘンダーソン、マンチェスター・U、N・フォレストの3者は、1年間のレンタル移籍ですでに合意しているとのこと。近日中に行われるメディカルチェックが完了し次第、移籍が正式に発表される見込みとなっている。なお、レンタル移籍中のD・ヘンダーソンの給料は、N・フォレストが全額を支払うとされている。

 昨シーズンのチャンピオンシップイングランド2部)で4位につけ、昇格プレーオフの末に24シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を果たしたN・フォレスト。チームの正GKを務め、昇格に大きく貢献したコンゴ共和国出身のGKブライス・サンバの退団が噂されていることから、今夏のGKの補強を望んでいると伝えられていた。

 なお、N・フォレストは、今季マンチェスター・Uから期限付き移籍で加入したU-21イングランド代表MFジェームズ・ガーナーの再レンタル、または買い取りも目指しているようだ。さらに、アストン・ヴィラからの期限付き移籍でシーズン後半戦に加わったイングランド人FWケイナン・デイヴィスも、今夏のターゲットの一人であるという。

N・フォレストへのレンタル加入が濃厚となったヘンダーソン [写真]=Getty Images