老若男女問わず、様々なユーザーから愛され続けているSeria(セリア)の魅力と言えば、やはり豊富に揃った商品の数々。

日常生活のあらゆるシチュエーションをサポートしてくれる様々なアイテムと出会えるSeriaだが…現在ツイッター上では、Seria店頭で発見した「マニアックすぎる商品」に、驚きと称賛の声が寄せられているのをご存知だろうか。

【話題のツイート】商品名のインパクトが強すぎる…!


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■日常使いの「入れ物」と思いきや…

件の商品が注目を集めるきっかけとなったのは、ツイッターユーザー・ふわふわふなむしさんが投稿した一件のツイート

100円ショップSeriaさんで、とんっでもない商品を見つけてしまいました…色々な等脚目を迷路に入れてみようかと思います」と綴られた投稿には、Seriaで購入したと思しき商品の写真が添えられている。

ダンゴムシ観察迷路

四角いプラスチックのような形状は「ピルケース」といった収納アイテムを連想させるが、なんとこちらは「ダンゴムシ観察迷路」という、常人の予想を遥かに上回る代物だったのだ。


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■「驚きと称賛」が入り混じる

あまりにマニアックすぎるコアな商品…と思いきや、こちらの「観察迷路」にハートを鷲掴みにされた人は決して少なくないようで、件のツイートは投稿から数日で1,000件以上ものRTを記録するほど話題に。

なお、他のツイッターユーザーからは「こんなん見つけたら、買ってしまうがな」「うちの息子が喜びそう」「これを提案した人がいて、採用した会社があるのが凄い」「Seriaはどこを目指しているんだ…(褒め言葉)」といった具合に、驚きの気持ちが入り混じった称賛の声が、多数寄せられていたのだ。

そこで今回はインパクトの塊のような商品の詳細をめぐり、ツイート投稿主のふわふわふなむしさん及び、Seriaに詳しい話を聞いてみることに。すると「ダンゴムシ観察迷路」に秘められた驚異的なポテンシャルが、多数明らかになったのだ…。

■「ダンゴムシガチ勢」はやはり凄かった

印象的なアカウント名を見てピンと来た人もいるかと思うが、話題のツイート投稿主・ふわふわふなむしさんはフナムシの生態や姿に魅力を感じて「人々にフナムシの魅力を知ってもらいたい」という思いから、ツイッターで様々な活動を行なっているそう。

ちなみにフナムシダンゴムシの外見にはよく似た箇所が見られ、これら2種類の生き物は陸生の甲殻類ワラジムシ目」に分類された親戚のような存在である。

そうした背景もあり、ふわふわふなむしさんはSeria店頭にて「ダンゴムシの習性を利用した迷路」を発見した際、「多くの人に自然の面白さを知ってもらいたい」と感じ、件のツイートを投稿したという。

なお、実際に使用した際の感想を尋ねたところ、取材時のタイミング(21時ごろ)では「ダンゴムシの採取は明日を予定しており、まだ使用しておりません…」という申し訳なさそうな回答が。

時間も時間であるし、改めて再取材を申し込む予定だったのだが、わずか1時間後には「我慢できずに先程、ダンゴムシを採取してきました!」という元気いっぱいの報告が寄せられ、思わず笑顔になってしまった。人間いくつになっても「真に情熱を注げるもの」があることは、本当に素晴らしいと改めて気付かされた思いである。


■迷路に入れてみて驚き…!

件の「ダンゴムシ観察迷路」の内側は名前の通り入り組んだ迷路上になっており、ふわふわふなむしさんはダンゴムシフナムシを投入した際の観察結果について報告を寄せてくれた。

ダンゴムシ観察迷路

なお実験の際には迷路の中にティッシュを敷き詰めており、こちらの理由については「ツルツルのプラスチック面だと(ダンゴムシフナムシが)ひっくり返った際に起きられなかったりするので、念のため敷いております」というコメントが得られ、ふわふわふなむしさんがダンゴムシフナムシを単なる「研究対象」でなく「命あるもの」として敬意を払っていることが感じられる。

ダンゴムシ観察迷路

我われ人間は「神の視点」とも呼ぶべく「上空」から迷路を眺めているため、ゴールまでの道のりはとても簡単に感じられるが、ダンゴムシらからすれば遊園地の「巨大迷路」アトラクションのようなもの。果たしてゴールまで無事に辿り着けるのだろうか…と不安になったが、ダンゴムシはスタートから約12秒でゴールに到達。

ダンゴムシ観察迷路

フナムシにいたっては驚異の俊足ぶりを見せ、わずか4秒でゴールという快挙を成し遂げた。しかもどちらも全く迷っているそぶりはなく、まるで透視能力でも備わっているかのように、ゴールまでほぼ一直線に進んでいったのだ。

一体どのような仕掛けなのか尋ねてみたところ、ふわふわふなむしさんは「じつはこれ、迷路の形がカギとなっております」と前置きしつつ、「商品説明にも書かれているとおり、ダンゴムシなどのワラジムシ目は障害物などがあると右左交互に曲がる習性があるため、それを利用して上手くゴールさせているのです」と回答。

ダンゴムシ観察迷路

確かに動画を見ると、ダンゴムシフナムシもスタート直後は右に曲がるそぶりを見せたが、壁にぶつかるや否や左に方向転換し、その後は器用に右左右…と進んでいく様子が確認できたのだ。こうした生き物の習性は「交替性転向反応」と呼ばれており、実際に目で見るとその正確さに改めて驚かされる。

なお、今回話題となったツイートSeriaに確認してもらうと「自由研究におすすめです」というコメント共に、「飼育ケースクリア」なる商品を新たに勧めてくれたのだ。

同商品は昆虫や小魚の飼育に適したクリア仕様の飼育ケース。もうひと月も経てば夏休みシーズンに突入するが、自由研究の課題に悩んだ際は、Seria店頭を散策すると、思いもよらぬ便利グッズと出会えるかもしれない。


※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取扱いしていない場合があります。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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