1995年スタジオジブリアニメ映画化して大ヒットした柊あおいの青春恋愛漫画を、清野菜名松坂桃李のW主演で実写映画化する『耳をすませば』(10月14日公開)。同作に追加キャストとして⼭⽥裕貴内⽥理央、荒⽊⾶⽻、住友沙来の出演が決定、あわせて場面写真も公開された。

【写真を見る】25歳になった杉村を⼭⽥裕貴が演じる

1989年少女コミック誌「りぼん」で発表された同名の人気コミックを原作に、読書が好きな中学生、月島雫と、夢に向かって生きる少年、天沢聖司の甘酸っぱい恋を描く青春ラブストーリー。本作では、漫画やアニメで描かれた中学生時代の物語と共に、完全オリジナルストーリーである2人の10年後が二重構造で描かれる。

⼤⼈になった⽉島雫を清野が、天沢聖司を松坂が演じ、中学⽣時代の2人には安原琉那、中川翼を起用。監督は『約束のネバーランド』(20)などの平川雄⼀朗が務める。そして、このたび野球部に所属し、幼馴染である雫へ好意を寄せている杉村と、杉村へ恋⼼を抱いている雫の親友、夕子のキャストが決定。25歳になった杉村は『余命10年』(22)の⼭⽥、中学生時代の杉村は「⻤滅の刃 遊郭編」のEDテーマ「朝が来る」のMVへの出演で注⽬された荒木、10年後の夕子は「来世ではちゃんとします」の内田、中学生時代の夕子は「ラジエーションハウス」などに出演した住友が演じる。

本作の公開に際して、⼭⽥は「その10年があるからいまが、未来が、輝く。そんな、作品になっているんじゃないかと思います。この作品がどんな形で皆さんに受け取ってもらえるか楽しみです」と撮影から2年が経ち、無事に作品が完成した喜びをコメント。内⽥は「夢中になって台本を読ませていただきました。原作から10年後という時代背景なので、平成の懐かしさも感じつつ、成⻑したみんなの姿にちょっとドキドキしながら撮影をしました」と語っている。

あわせて解禁された場⾯写真は、中学⽣時代の杉村と夕子を写しだした写真はじめ、25歳となった2人がともに笑顔を⾒せている2ショットも。雫と聖司だけでなく、杉村と⼣⼦が10年の時を経て、どのような物語を紡いでいくのか期待が⾼まる。

■<キャストコメント>

⼭⽥裕貴(杉村役)

[いやぁ、やっと完成しました。安⼼しました。それがまず良かった、本当に良かった。撮影したのはもう2年前。この撮影を乗り切ることに、この『⽿をすませば』チームはずっと気持ちを繋げたままだったはずです。良かった。お疲れ様でした。そして、この作品もあの『⽿をすませば』の10年後も描かれています。その10年があるからいまが、未来が、輝く。そんな、作品になっているんじゃないかと思います。この作品がどんな形で皆さんに受け取ってもらえるか楽しみです」

内⽥理央(⼣⼦役)

「オファーをいただいた時は、⼩さい頃に観ていた『⽿をすませば』の実写化に驚きましたが、10年後のオリジナルストーリーとのことで夢中になって台本を読ませていただきました。原作から10年後という時代背景なので、平成の懐かしさも感じつつ、成⻑したみんなの姿にちょっとドキドキしながら撮影をしました。⼤⼈になった⼣⼦と杉村の関係性にも是⾮注⽬してください」

文/入江奈々

笑顔を見せる⼭⽥裕貴、内⽥理央の2ショット写真/[c]柊あおい/集英社 [c]2022『耳をすませば』製作委員会