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 世界的にコロナ規制も緩和され、夏も本番に近付いた今、海外旅行に出かける人が増加中だ。

 スペイン海水浴場がある観光地では、最近増えつつある観光客に向けて、新たな罰則が実施されることになった。

 海水浴客が、海で放尿した場合は約11万円の罰金が科せられるという。

【画像】 海で放尿した海水浴客に高額な罰金

 スペイン北西部に位置するガリシア州は、白く滑らかな砂と澄んだ青い海の景色が美しいビーチがあり、多くの観光客に人気のスポットだ。

 同州ビーゴ市評議会は、観光客の増加に伴い、この美しいビーチを維持するために、海で放尿した海水浴客には750ユーロ(約11万円)という罰金を科すことを決定したという。

 同評議会は、シーズン中にはビーチに公衆トイレを設置して対応することを計画しているが、それでも海で排尿をした人に「軽微な違反」および「衛生規則の違反」とし、厳しく取り締まる方針のようだ。

 しかし、このニュースを知った人々からは、「海で放尿しているかどうかなんてわからないのでは?」「どうやって監視するつもり?」「どう証明するのか?」といった疑問が投げかけられている。

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ごみ捨て、石鹸の使用なども罰金

 ビーゴ市では、7月18日以降、ビーチにゴミをポイ捨てしたり放置した人、ガスボンベやバーベキューをビーチに持ち込んだ人にも罰金が科せられることが決まっている。

 更に、海での石鹸の使用も禁止されている。

 また、ビーゴ市以外の地域でも、女性がビーチで過ごしたビキニ姿まま、もしくは男性が上半身裸のまま路上を歩くと、「不適切な服装」として日本円にして42000円以上の罰金支払いを命じられるそうだ。

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 更に、年間を通して観光客の絶えないマガルフ、マヨルカ、イビサを含むバレアレス諸島政府も、人々の過ぎた酔っ払い行為を厳しく取り締まっている。

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 バルセロナやマドリッドなどの特定の都市では、路上での飲酒を禁じており、違反した者には最高約85000円の罰金が科せられるということだ。

References:Spain Set To Fine Tourists $785 If They Urinate In The Sea/ written by Scarlet / edited by / parumo

 
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海でおしっこした海水浴客に10万円以上の罰金が科せられることに