このほどイギリス在住の女性が、搭乗券に記載された座席列に向かうと座席自体が存在しなかったという報告をTikTokにしたことで話題を呼んでいる。確かに26番という列番号があるにもかかわらず、その場所には座席がなく広々とした空きスペースだけが存在していたのだ。この事態に客室乗務員は対応してくれなかったと言い、女性は自分で空席を探す羽目になったという。『The Mirror』などが伝えている。

イギリス在住のデイジー・バーさん(Daisy Barr)は今月20日、自身のTikTokアカウントに1本の動画を投稿した。そこには友人たちと一緒に格安航空会社イージージェット(EasyJet)」が運航する飛行機に乗り込むデイジーさんの姿が映っており、搭乗券に記載された座席を探していた。

飛行機の座席は列番号と座席を示すアルファベットの組み合わせで決まる。デイジーさんのチケットには列番号“26”と書かれており、動画の中では26という列番号と3つの座席を示す“D”、“E”、“F”というアルファベットが書かれたサインが映し出されていた。しかしカメラが座席の場所を映すとそこには座席そのものがなく、ただの空きスペースとなった場所に友人の1人がしゃがんでいた。手前の25列目までは普通に座席が並んでいるが、なぜか26列目の座席が丸ごとなくなっていたのだ。

動画の後半には他の搭乗客たちがほぼ着席した様子が確認でき、デイジーさんや友人らは自分たちの座席が存在しないことに困惑したまま立ち尽くしていた。デイジーさんによると、客室乗務員はこの状況に対して何も対応してくれなかったそうで、自分たちで空いている席を探してそれぞれ座ることになったという。幸いにも満席ではなく、人数分の空席があったので飛行機を降りることは免れた。

予想外の経験を報告したこの動画は、今月26日の時点で再生回数が440万回を超えるほど反響を呼んだ。ネット上からは「こんなことあるの!?」「安いチケットを買うとこうなるのかな?」「立ったまま飛行機に乗るテストかな?」など驚きやジョークの声が飛び交った。またコメント欄には「同様の体験をしたことがある」という声も多数届いていた。

なおデイジーさんはその後の投稿で「イージージェットが私の動画を見て搭乗券代の41.93ポンド(約6990円)を返金してくれました」と明かしており、災難であったものの返金を受けることができたという。

画像は『Daisy Barr 2022年6月20日付TikTok』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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