マンチェスター・シティを退団した元ブラジル代表MFフェルナンジーニョ(37)はアトレチコ・パラナエンセに復帰するようだ。

2013年にシャフタール・ドネツクから加入し、守備的MFとして9年間にわたってシティの中盤を支え続けたフェルナンジーニョ。公式戦383試合の出場を誇り、12個ものタイトル獲得に貢献した。2020-2021シーズンからはキャプテンにも就任したが、近年は出番が減少傾向に。今季のプレミアリーグでは19試合の出場にとどまり、今年4月下旬に退団を表明した。

新天地には多くの注目が集まる中、中東のクラブやブラジルのクラブからのオファーが噂に。しかし、輝かしい実績を誇る元ブラジル代表MFが下した決断は下部組織で育ち、プロデビューを飾ったアトレチコ・パラナエンセへの復帰のようだ。

ブラジル『globo』によると、同クラブのマウロ・セルソ・ペトラリア会長はすでにシティからの退団が決まっていた今年5月からフェルナンジーニョとの交渉を開始。選手本人の強い希望もあり、2024年末までの契約を結ぶこととなったという。

また、選手はすでにアトレチコ・パラナエンセの本拠地があるクリチーバに到着しており、数日中にメディカルチェックが行われるとも。7月18日からは公式戦でのプレーも可能となる見込みだ。

なお、クラブ側は37歳を迎えたフェルナンジーニョが現役を引退することとなっても、何かしらのポストを与えてそのセカンドキャリアをサポートする姿勢である模様。17年ぶりの古巣復帰は、将来を見据えての決断でもあるようだ。

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