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 犬は愛情を注いでくれた飼い主に、それ以上の愛情で応えようとする。終わりの時を迎えるその日まで、ゆるぎなく、まっすぐな気持ちで接してくれる。

 目が見えない老犬を引き取ったTwitterユーザーの男性は、犬と長い時間を一緒に過ごすことができなかったが、いつも全力で愛情を表現し、全身でその喜びを伝えてくれた犬のことが愛しくて、愛しくて忘れがたい思い出となったという。

【画像】 盲目の犬が全身で飼い主に愛情と喜びを表す

 TwitterユーザーのThe Jaseさんが数年前に投稿した動画が、最近Redditでシェアされ、再び注目を集めた。

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image credit:The Jase/Twitter

 チャプターというメス犬は、投稿主が引き取った時既に15歳だったという。年老いて、目が見えなくなってしまっていたチャプターは、それでも投稿主にありったけの愛情を示してくれた。

 動画では、公園で飼い主と会った時のチャプターの様子が捉えられている。チャプターは視力が悪いために、飼い主の姿を目で確認することができない。

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 その代わり、声とにおいで判別する。この日も、男性が声をかけるとチャプターは駆け寄ってきてそのにおいを嗅いだ。

 しばらくして、飼い主だと認識すると、チャプターはまるでダンスするかのように跳ね回り、全身で喜びと愛情を表現したのだ。

人生で、決して飽きないことの1つに、犬との楽しい挨拶があります。1時間しか離れてなくても、チャプターは私に会えた喜びをこんなふうに示してくれます。

 この動画がRedditでシェアされると、ユーザーらからこのようなコメントが寄せられた。

・年で目は衰えているかもしれないけど、若い犬のようにエネルギッシュだね。

・こんなふうに犬が喜びを表している姿は美しいよね。

・飼い主と犬が強い絆で結ばれているのがわかる。

・子犬のようにはしゃぐ姿が若々しい。

・この犬の反応は貴重だね。

・亡くなった自分の愛犬を思い出した…(涙)

・やっぱり犬は最高だよ。

虹の橋を渡ったチャプター

 更に投稿主は、もう1本の動画をシェアしている。それは、ベースギターを演奏する飼い主の音楽を楽しんでいるようなチャプターの姿が捉えられたもので、「70年代のテーマ曲を楽しんでいるチャプター」とキャプションが添えられている。

 その動画は2年前のもので、今はチャプターは虹の橋を渡ったようだ。

 投稿主は、いつチャプターが旅立ったかという詳細を記していないが、今年5月28日の投稿でこのように綴っている。

私がチャプターを引き取った時、彼女は既にとても老いていました。短かったけれど、一緒に過ごす時間を持てたことを感謝しています。

 共有できた時間は短かっただろうが、きっとその中身は数倍も濃かったに違いない。

 大好きな飼い主と最期まで一緒に、そして幸せに過ごせたチャプターは、今頃虹の橋のたもとで、いつの日か飼い主に再会するのを楽しみにしていることだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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目の見えない老犬が飼い主に全力で喜びと愛情を示す姿