先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「生分解性プラスチック入門講座 ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~」と題するセミナーを、 講師に望月 政嗣 氏 元 京都工芸繊維大学 特任教授、工学博士、高分子学会 フェロー)をお迎えし、2022年7月14日(木)10:30より、 ZOOMを利用したライブ配信で開催いたします。 受講料は、 一般:49,500円(税込)、 弊社メルマガ会員:44,000円(税込)、 アカデミック価格は26,400円(税込)となっております(資料付)。
セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!
 https://cmcre.com/archives/96290/
質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。

海洋プラスチック汚染問題が顕在化した今日、地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決の切り札、植物由来生分解性プラスチックが注目を浴びています。しかしながら、巷では断片的な知識に基づく軽薄にして短小な論理や幾多の偏見や誤解が横行し、また公的機関や業界が的確な指針を打ち出せない中で、連日のマスメディア報道が混乱に拍車をかけているように見受けられます。
本講では先ず地球環境。資源・廃棄物問題の正しい理解を出発点とし、生分解性プラの基礎から応用まで、ポリ乳酸を中心とする代表的な素材の基本特性や最新技術・製品動向までを初級~中級技術者にも技術レベルを落とすことなく正確かつ平易に解説することを目的としています。本講は、1980年代からこれまで約30年間、産学両分野で基礎研究から技術・事業開発までの実績を有する世界的第一人者による覚醒のセミナーです。

1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:生分解性プラスチック入門講座 ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~
開催日時:2022年7月14日(木)10:30~17:00
参 加 費:49,500円(税込) ※ 資料付
 * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
 * アカデミック価格は 26,400円(税込)
講 師:望月 政嗣 氏 元 京都工芸繊維大学 特任教授、工学博士、高分子学会 フェロー

【セミナーで得られる知識】
海洋プラ汚染の実態・対策と地球環境保全・資源循環型社会に向けての法規制動向
生分解性プラスチックの基本特性と様々な環境下における生分解挙動・機構
生分解性プラスチックの材料設計/成形加工技術と製品・市場開発動向

※本セミナーは、当日ビデオ会議ツールZoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
https://cmcre.com/archives/96290/
からお申し込みください。
折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
詳細はURLをご覧ください。


3)セミナープログラムの紹介
1.生分解性プラスチックの分類と基本特性
 1.1 学術・技術用語の正しい理解
  1) バイオプラスチックとバイオマスプラスチックの違いとは?
   ・ バイオマスプラスチックは、欧米人が決して使用しない和製英語
   ・ 上位概念としてのバイオプラスチックが正規のユニバーサルな学術・技術用語
  2) バイオプラスチックと生分解性プラスチックの関係は?
  3) 日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示制度(2021年改訂)愛称(ニックネーム):「生分解性プ ラ」、「生分解性バイオマスプラ」、「バイオマスプラ」
 1.2 生分解性とは…微生物が資化・代謝して無機化(CO2ガス発生)すること
 1.3 生分解性認証試験…ISO 14855、JIS K6395、その他
 1.4 代表的な生分解性プラスチックの分類と特徴
  1) 硬質タイプ…ポリ乳酸(PLA):Tg/Tm=57℃/175
   ・ 生分解性機能が求められるバイオリサイクル材と長期使用耐久性が求められる構造材料としての両面展開が可能な唯一のバイオプラスチック
  2) 軟質タイプ…PBAT, PBS
  3)その他…微生物産生ポリエステル(PHBH)
 1.5 生分解機構
  1) 酵素分解型…微生物が分解酵素を分泌し材料表面から分解(surface erosion)
  2) 非酵素分解型…加水分解により全体的に崩壊・分解(bulk degradation
   ・ PLAが生分解性と耐久性の両面展開が可能な理由を2段階2様式の生分解機構から理解する!
 1.6 様々な環境下における生分解挙動
  1) 自然環境下…土壌中、海水中
  2) 再資源化(バイオリサイクル)過程
   (1) 堆肥化…酸素存在下の好気性微生物による分解
   (2) バイオガス化…酸素不在下の嫌気性微生物による分解
    ・理想の分解速度は使用過程の自然環境下では遅く再資源化工程では速いこと!
 1.7 食品衛生性/安全性…食品衛生法370号、ポリ衛協(JOHSPA)ほか

2.地球環境・資源・廃棄物問題と生分解性プラスチック
 2.1 地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決のために
  1) 海洋プラスチック汚染の正しい理解と生分解性プラスチックの役割
   (1) 鳥や魚、貝、プランクトン、そして人間の体内からマイクロプラスチック
   (2) 国連環境計画「生分解性プラは役に立たない」…軽薄にして短小な論理!
   (3) 海洋プラスチック濃度の経年変化(累積増加)曲線…生分解性プラと非生分解性プラの比較
   (4) 海洋汚染問題に対する短期的視点と長期的(グローバルな)視点
   (5) 海水中のマイクロチップは太古の昔より存在した…海洋に流入する流木類
   (6) マクドスタバさん、紙製ストローマイクロチップのかたまりです!
   (7) 海洋環境が許容し得る分解速度とマイクロチップの低濃度レベルとは?
   (8) 生分解性プラの海水中での分解挙動
  2) 地球上に生命が誕生して38億年、地球はなぜ廃棄物で埋もれなかったのか?
   ・ 自然界の生物が生み出す全ての高分子化合物は生分解性…土に、海に還る!
  3) 自然界が有する真のリサイクルシステム…炭素循環/物質循環
 2.2 持続的な資源循環型社会の建設のために
  1) 欧米グリーンガイド指針…ポイ捨てを助長する生分解性表示は禁止!
  2) バイオリサイクル(再資源化)…堆肥化又はバイオガス化(メタン発酵)
  3) 生分解性プラスチックの堆肥化可能(compostable)認証基準
   (1) 生産者としての植物…大気中のCO2から有機化合物を合成
   (2) 消費者としての動物…植物や動物を食べることにより有機化合物を再合成
   (3) 分解者としての微生物…動植物を分解し、資化・代謝してCO2に還元
    ・ 目先のPETボトルのリサイクルよりも地球的規模でのリサイクルに目を向けよ!
  4) カーボン・フットプリント…ライフサイクルアセスメント(LCA)による製品の環境負荷の客観的・定量的評価
 2.3 世界の法規制並びに業界動向
  1) 欧州ではごみ袋やレジ袋は生分解性が主流、仏は2020年に使い捨てプラ器具の 50%を生分解性に切り替える法規制を制定!
  2) 業界動向…世界ラーメンサミット「大阪宣言」:ラーメン容器を生分解性に!

3.生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
 3.1 基幹素材としての高L組成ポリ乳酸(high%L PLA, %D

配信元企業:株式会社シーエムシー・リサーチ

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