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 リーグ戦再開後、連敗に苦しんでいた日本ハムは26日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に延長戦の末、勝利。連敗を7で止めた。

 一方、この3連戦で注目を集めたのは新庄監督から清宮に向けられた「クールな視線」だった。

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 清宮は初戦となった24日の試合前練習を途中で切り上げ、病院で検査を受け「胃腸炎」と診断された。

 この結果を受け、新庄監督は翌日の試合出場に関して「まだそこまでの選手じゃない。ベンチにも選手はたくさんいる。無理してということはない」とばっさり。暗にレギュラー格ではないことを示唆した。

 この話には「伏線」もあった。3ー6と痛恨のサヨナラ負けを喫した22日の楽天戦(盛岡)、1点を追う6回に清宮は楽天・和田の平凡な一飛を落球するボーンヘッド。これには新庄監督も「それは彼に聞いて。ビックリしたもん。星が目に入ったかもしれない」と苦笑いする場面があった。この試合、清宮は3三振を喫していた。

 迎えた週末のソフトバンク3連戦。清宮は胃腸炎で初戦を欠場。新庄監督は逆にこの試合で「収穫」を口にする場面もあった。清宮の代わりに一塁を守って好守を披露した浅間に対して「もう7年半くらいしているくらいの守備をしていて、うまかった。これがきっかけで浅間君、レギュラー獲るかもしれない」とコメント。外野が本職ながら、慣れない一塁守備を無難にこなした浅間を絶賛してみせたのだ。

 一方、このコメントにはある意図も感じるという。

 「一塁を本職とする清宮がプロ5年目にして守備に粗さを見せる中、外野が本職の選手でも一塁を守れるとなれば、いよいよ清宮は守る場所がなくなる。奮起を促しているのではないでしょうか」(放送関係者)

 長年の課題とされてきた清宮の守備難はしばしばクローズアップされてきたとあって、そろそろ成長を示してほしいと願っているというのだ。

 チームきってのロマン砲は開幕から期待をかけられ、クリーンアップを任されるなど、ここまで一軍で出場を続けている。チャンスを与えられている内に課題をクリアしていく必要がありそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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