バルセロナに所属するフランス代表DFクレマン・ラングレに、ローマが関心を寄せているようだ。28日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 現在27歳のラングレは、母国のナンシーの下部組織出身。ナンシーのトップチームやセビージャでのプレーを経て、2018年7月にバルセロナに加入。加入初年度からコンスタントに試合に出場し、バルセロナでここまで公式戦通算160試合に出場し、7ゴール3アシストを記録している。2021-22シーズンは自身の不安定なパフォーマンスに加え、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホの台頭もあり、リーグ戦でのスタメン出場は7試合にとどまっていた。

 バルセロナシャビ・エルナンデス監督の2022-23シーズンの構想から外れているとも一部では報じられており、今夏のバルセロナ退団も噂されているラングレ。そんなラングレに対し、ローマが関心を示しているようだ。

 ローマは2022-23シーズンの戦いに向けて、戦力強化を図っており、経験と実績を兼ね備えるラングレを、この度獲得候補としてリストアップした模様。同メディアによると、ローマにとってそれほど優先度は高くないものの、守備強化の一環として獲得を検討しているようだ。また、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマレンタルでの獲得を検討しているとされている。なお、ラングレに対しては、トッテナムも強い関心を示しており、ローマが獲得に動き出した場合には、争奪戦に発展する可能性もあると『フットボールイタリア』は指摘している。

 果たしてローマは、実際にラングレ獲得に乗り出すのだろうか。

バルサ退団も噂されるラングレ [写真]=Getty Images