ニースの指揮を執っていたクリストフ・ガルティエ監督を招へいしたいパリ・サンジェルマン(PSG)だが、なかなかことが上手く運ばない。

ガルティエ監督とニースは契約解消を発表。新たにボルシアMGドルトムントを指揮したルシアン・ファブレ氏(64)を招へいした。

PSGもガルティエ監督の引き抜きに800万ユーロ(約11億5000万円)をニースに支払ったとされ、就任は迫っていると見られている。

PSGは新シーズンに向けたトレーニングを来週からスタートさせる予定だが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はまだクラブを離れていないのだ。

フランス『レキップ』によれば、ポチェッティーノ監督は10日にも新たなプロジェクトに参加していないことを伝えられており、これを受け入れたとされたが、合意には未だに達していないという。

ポチェッティーノ監督の代理人とPSGの間での交渉は進んでいるものの、なかなか首を縦に振らないという。

PSGは残り期間の契約に関して違約金を支払うとし、1500万ユーロ(約21億5500万円)を提示。監督の他、4人のスタッフの分も支払うという。

ただ、ポチェッティーノ監督はスタッフがチームに残った場合に得られる業績のボーナスがないと言っている状況。その金額は200万ユーロ(約2億9000万円)になると見られており、PSGが支払わなければ合意できないような状態になっているようだ。

ガルティエ監督を招へいすることを決めているPSGとしては、先にポチェッティーノ監督の契約を解消してから就任を発表したいと考えており、合意に至らない以上はスケジュールを変えなければいけない事態に。ポチェッティーノ監督がPSGに残る可能性はほぼないが、どう決着を迎えるだろうか。

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