このほどカナダから小型犬の飼い主に緊張が走るようなニュースが飛び込んで来た。ある家庭で飼われているヨークシャー・テリアが庭で遊んでいたところ、ワシに襲われ連れ去られそうになったという。その一部始終を玄関に設置していた監視カメラが捉えており、映像を見た飼い主は肝を冷やしたようだ。『Global News』『For The Win』などが伝えている。

カナダブリティッシュコロンビア州メトラカトラに暮らすジャスティン・デュドワードさん(Justin Dudoward)が今月18日、監視カメラの映像をFacebookに投稿したところ注目を集めた。映像は今月16日の午後9時8分頃に撮影されたもので、ジャスティンさんが飼っているヨークシャー・テリアの“ココ(Coco、生後8か月)”が捉えられている。

当時のジャスティンさんは裏玄関前の庭にあるウッドデッキでココを遊ばせ、リビングルームでガールフレンドと寛いでいたそうだ。ところがハクトウワシがココめがけて急降下し、恐怖で鳴き叫ぶココを鷲掴みにして飛び立とうとした。しかしワシはココを掴んだ瞬間、プラスチックケースにぶつかってうまく飛び立てずにいた。

ココは必死もがいているようだが、ワシもココを離すまいと必死の様子である。映像の画面からはココとワシの姿が消えるも、ココの悲痛な鳴き声は続いたままだった。もはやココはワシに連れ去られたのではないかと思われたが、その数秒後に運よく逃げ切ったココが玄関へとまっしぐらに走って来た。その時ココの鳴き声に気づいたジャスティンさんの娘が、すぐさまドアを開けてココを中に入れたという。ココは九死に一生を得たが、ワシの鋭い爪のせいでお腹に数か所の怪我をしてしまった。

翌日、ジャスティンさんはココの傷口が深いことに気づいて動物病院へ連れて行ったところ、幸いにも3日間治療を受けたのちにココはいつも通り元気に遊ぶことができるまでに回復したそうだ。ジャスティンさんはメディアのインタビューに応じ「本当に恐ろしかった。私たちは玄関の監視カメラを確認するまで、こんな恐ろしい状況だったとは思ってもみませんでした」と語っている。

ちなみにヨークシャー・テリアの標準的な体重は2~3キロと言われるが、猛禽類の健康と活力を確保するために活動する非営利団体「Raptor Resource Project」によると、2015年に12ポンド(約5.5キロ)ほどもある木の棒を持って飛んでいるハクトウワシが確認されている。よってハクトウワシはヨークシャー・テリアやチワワなどの小型犬はいとも容易く空へと連れ去ることができるようだ。

また犬の訓練に役立つ情報ウェブサイト「K9 of Mine」には、ワシやタカなどの猛禽類から小型犬を守る方法として、彼らが苦手とする光が反射する金属製のスケアテープなどを犬の遊び場周辺に取り付けることを推奨している。

画像は『Justin Dudoward 2022年6月18日付Facebook「Eagle picked up our dog Coco wow she’s so lucky.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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