ニューカッスルは28日、オランダ代表DFスヴェン・ボトマンの獲得でリールと基本合意に達したことを発表した。

 契約期間は2027年6月までの5年間。すでにメディカルチェックも終え、今週中に移籍が正式発表される見通しとなっている。なお、移籍金は公表されていないが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、3500万ポンド(約58億円)程度だとされている。

 現在22歳のボトマンは、アヤックスの下部組織出身。2020年夏の移籍市場でリールに移籍し、加入1年目でリーグ・アン優勝に貢献。2021-22シーズンはリーグ戦で25試合に出場している。A代表への招集歴もあるボトマンは、各世代別のオランダ代表にも名を連ねており、U-21オランダ代表ではキャプテンを務めていた。

 ボトマンをめぐっては、ミランも今夏の獲得に本腰を入れていると報じられていたが、サウジアラビア資本をバックに豊富な資金力を持つニューカッスルが争奪戦を制した形となった。

 ニューカッスルは今夏、バーンリーからイングランド代表GKニック・ポープや、2月からレンタルで加入していたイングランド人DFマット・ターゲットを獲得するなど、守備戦力の強化に努めてきた。これらの選手に続いて、多くのクラブが関心を示していたボトマンの獲得にも成功した形となった。果たしてボトマンは、エディ・ハウ監督率いるニューカッスルでどのような活躍を見せるのだろうか。

ニューカッスル加入で基本合意に達したボトマン [写真]=Getty Images