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 動物がスポーツの試合中、競技場に乱入してくるというケースは海外では割とありがちだが、この犬の目的はわりと明確なのかもしれない。

 南米チリで行われていた、女子サッカーの国際試合の競技場に入り込んだ黒い犬は、選手たちに近づいてはヘソ天腹出しでモフを催促、お腹を撫でてもらいたかったようだ。

【画像】 競技場に乱入し、お腹を撫でてもらおうとする犬

Good dog interrupts soccer game for belly rubs

 チリ、クリコのラグランハ・スタジアムでは、チリ対ベネズエラの女子サッカーの国際試合が行われていた。

 球技場にどこからともなく現れた1匹の黒い大きな犬は、フィールドの外でしゃがんでいたカメラマンの近くにいき、撫でてもらっていたようだが、それだけでは物足りなかったようだ。

 「あっちにはもっと人がいるじゃないか!」とばかりにフィールドの中に入ってきてしまった。チリチームのゴールキーパーの前に駆け寄ると、ごろんと寝転がり、撫でて欲しそうにお腹を見せる。

 キーパーは試合展開を気にしつつも、犬をひとしきり撫でる。

女子サッカー試合に乱入した犬

 さらに犬はフィールドを移動し、今度は審判女性のところに行くと腹だしポーズ。ここにいる人全員に撫でてもらうというシステムを構築してしまったのだろうか?

 選手が抱きかかえて、運び出そうとするもまだここにいたかったようで、フィールドを全力で駆け巡る。会場からは大きな声援。

 カメラも完全に犬を抜いているし、事実上今の主役はこの犬だ。

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 試合は一時中断状態。すると、1か所に集まっていたチリの選手たちの元にやってきて、再び撫でてもらおうとする犬。

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 チリの選手がようやく捕獲し、犬はスタッフへと渡され、名残惜しそうにしながら、ようやく会場を後にしたようだ。

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 ラテン系で大らかな南米ならではのハプニングだが、これほど人懐こい犬も珍しい。観客が連れてきた犬なのかな?

written by parumo

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おまえら全員に腹を撫でてもらうまでは去らん。国際女子サッカー試合に犬が乱入