西村博之・ひろゆき

2ちゃんねる」創設者のひろゆきこと西村博之氏が29日、Twitterを更新。熱中症の“後遺症”について言及し、適切な冷房の使用をファンに呼びかけた。

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■「ゆで卵を…」

熱中症は、重度になると治りません」という書き出しで、熱中症の恐怖に触れたひろゆき氏。

ゆで卵を、いくら冷やしても生卵に戻らないように、熱中症は脳に障害が残ります。いわゆる高次機能障害で、記憶力低下や集中力低下、睡眠障害などが死ぬまで残ります」と例えながら、脳に残るダメージの大きさを説明した。


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■後遺症に悩む熱中症患者

確かにTwitterには、過去熱中症にかかったと訴えるユーザーから「後遺症」に関する報告がいくつも上がっている。

「胸痛で脂汗をかいたり、急に呼吸が出来ず気絶したり、丸2日意識が覚醒し続けて投薬で眠るしかなかったりと、とにかく想像の6倍くらい辛い」「しっかり寝てるのに眠くなったり、おぼえられなくなったりしてる」「めまいきたり吐き気をもよおす」といった声はその一例だが、これまであまり知られなかった後遺症の怖さを知らせるには十分の体験談だ。

■ネットでの反響は?

今回ひろゆき氏は「根性とか気合いの問題では無いので、冷房使いましょう」ともつづっており、自身を守るためにもエアコンを有効活用すべきと説いている。

この投稿は15時現在、約2.2万リツイート、約9.7万いいねと拡散し続けており、「ゆで卵はいい例えだな」「分かり易いの流石すぎる」「節約より命」「みんなも本当に気をつけて…」と共感、称賛の声が相次いでいる。


■厚労省はどう見ているか

昨今の温暖化に加え、コロナによるマスク着用、そして電力不足に節電協力依頼と、周辺の状況は年々悪化している。先日、厚生労働省熱中症対策のため屋外でのマスク外しを提唱したが、熱中症の後遺症については過去どのような注意喚起をしてきたのか。

同省に問い合わせたところ、健康局健康課、医政局総務課、医政局医事課、地域医療計画課の救急医療担当などいずれも、「後遺症は担当外」「データがない」とのことで回答を断られてしまい、公式サイト内でも未言及。ダメ元で電話をした消防庁も同様だった。

後遺症は救急医療を受けた後に発生する症状のため同省庁の管轄外であるのだろうが、「熱中症にかかった後」の怖さを広めることも、注意喚起に必要ではないだろうか。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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