株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下、Salesforce)は、本日、オートメーションンテクノロジースイート「Salesforce Flow」(https://www.salesforce.com/products/platform/workflow-automation/?d=cta-body-promo-2)に新たなイノベーションを導入し、Salesforce Customer 360 プラットフォーム上で、顧客のあらゆる複雑なビジネスプロセスの迅速な自動化をサポートすることを発表しました。Salesforceのローコードプラットフォーム上に構築されているSalesforce Flowは、従業員の生産性向上、プロセスの簡略化、システムの統合により、短期間で顧客にビジネス価値をもたらします。

企業がインフレやサプライチェーンの崩壊、労働力不足が相まった不確かな経済状況に直面している現在、面倒な手作業のタスクを自動化されたプロセスに置き換えて生産性を高め、より良いカスタマーエクスペリエンスを大規模に提供するために、オートメーションが役立ちます。Salesforceの調査(https://www.salesforce.com/news/stories/new-research-shows-how-to-keep-developers-happy-amid-the-great-resignation/)では、91%の企業はプロセスを自動化し、少ない労力で多くのタスクを行えるようにするソリューションが必要であると訴えており、77%の従業員はオートメーションによって顧客や利害関係者との関係を深めるための時間を取れるようになったと述べています。

Salesforce Flow:大規模なオートメーションの実現
Salesforce Flowの活用により、顧客はさまざまなビジネスプロセスを自動化することができます。

  • Salesforceはプラットフォーム上で1.3兆回のオートメーションを実行し、2.19兆ドルに相当するビジネス価値を顧客にもたらしました。これは、電子メールの文面作成、通知の設定、ステータスの変更、手作業でのデータ複製といったタスクの1.3兆回分の削減を意味します。(2022年3月時点)
  • Salesforceの顧客は、プロセスの自動化によって1,090億時間もの労働時間を節約しました。(2022年3月時点)
  • Salesforceの顧客は、1日あたり440億件のワークフローおよびプロセスを実行しています。
  • Chargent社、GetFeedback社、7Summits社などのパートナーが提供する900種類以上のすぐに使えるワークフロー、ボット、RPAソリューションをSalesforce AppExchange(https://www.salesforce.com/jp/solutions/appexchange/overview/)で入手し、さまざまなクラウドや産業で利用できます。

Salesforce Flowの新機能
Salesforceは、Salesforce Flowに継続的に投資し、業務を簡略化する新機能によって生産性を向上する体験を提供しています。従業員は、データに基づいた自動化の後に行動を起こすため、よりスマートに、少ない労力で業務を行えるようになります。また、大規模な開発作業を行うことなく複雑なビジネスプロセスに対処し、時間を節約できます。
さらに、Salesforce Flowにはローコードテスト機能が搭載されており、管理者や開発者はコードを使用せずにフローの自動テストを作成できます。また、顧客はシステム上で実行されたすべてのオートメーションを単一ビューで確認し、バージョン管理が可能です。

Slack関連の新機能
SlackでのあらゆるコミュニケーションでSalesforceのオートメーションを活用

「Flow in Slack」により、開発者はローコード機能を使用して、Salesforceのデータとアクションを完全にサポートしたSlackファーストのオートメーションを作成できるようになり、以下が可能となります。
  • ローコードツールを使用し、手作業のタスク(同僚やパートナーとコラボレーションするためのSlackチャネルの作成、チームへの最新のアカウントステータスの送信など)を完全に自動化できます。
  • Slack内で繰り返し使用できるマルチステップのガイド付きオートメーションをSalesforce上、クリック操作のみで作成できます。
Flow in Slackによって開発者の生産性を高めることにより、企業はチーム全体で効率的にコラボレーションして複雑なプロセスを処理できるだけでなく、大規模なビジネスプロセスオーケストレーションにオートメーションを組み込むことができます。

ミドルウェアやインテグレーションを必要とすることなく、
Salesforce上でSlackアプリを開発可能


Apex SDK for Slack」を利用することで、開発者は使い慣れたApexでコードを記述し、自動でBlock Kit(https://api.slack.com/block-kit)を作成できます。Salesforceを利用している開発者は、Slack向けの開発において、ミドルウェアを使用することなく、あらゆるカスタムSlack UIにコンテキストを組み込み、SlackにSalesforceのデータやメタデータを簡単に取り入れ、Apexを使用してSalesforceのレコードを取り込み、繰り返し使用できるビューを作成し、SalesforceとSlackの間でイベントをルーティングすることができます。また、これらのエクスペリエンスは、Salesforceのデータセキュリティポリシーを順守しており、認証、ユーザーマッピング、優れた信頼性により、チームが新しいコミュニケーションアプリの開発に集中できるようにしています。

また、Salesforceは、Salesforce Platform for Slackを使用して構築された複数のSalesforce for Slackアプリ(https://www.salesforce.com/products/slack/salesforce-slack-integrations/)のベータ版の提供を開始する予定です。このアプリの利用により、チームで迅速にコラボレーションし、リアルタイムデータに基づいたインサイトを生かしてすばやく適切な意思決定を行い、オートメーションによってタスクを簡略化することができます。
  • Sales Cloud for Slackにより、販売チームへの最新の取引状況に関する通知を自動化し、パイプライン分析用にSalesforce内に最新のレコードを保存し、迅速な取引成立に向けてチーム全体でのリアルタイムのコラボレーションを簡略化できます。
  • Service Cloud for Slackにより、大量のチャット招待をさまざまな分野のエキスパートに自動で割り当てて、適切なエキスパートによる対応を簡略化し、効率的に顧客問題を解決できます。
  • Marketing Cloud for Slackにより、チームで迅速にコラボレーションし、マーケティングキャンペーンを実行できます。Account Engagement for Slackにより、販売チームは見込み客が現れた際にSlack内で自動通知を受け取り、見込み客と迅速に関係を築いて、より多くの取引の成立につなげることができます。

Tableau関連の新機能
データに基づいたインサイトをワークフローに直接活用


「Tableau Actions with Salesforce Flow」を利用することで、誰でもTableauのダッシュボードから直接、Salesforce Flowでワークフローを実行できます。これにより、インサイトの獲得からアクションの実行へ迅速に移行して、ビジネスプロセスを進めると同時に、複数のアプリケーションを切り替えて業務を行うことによって生じる問題を解消することができます。

提供時期
  • Flow in Slackは、ベータ版の提供を2022年6月、一般提供を2022年10月に開始予定です。
  • Flow Orchestrationは、一般提供中です。Flow RPAは、2022年下半期に一般提供を開始予定です。(日本提供開始時期は未定)
  • Flow Integrationは、一般提供中です。Flow Builderへの統合は、2022年下半期に提供開始予定です。(Flow Integrationの日本提供開始時期は未定)

※米国版プレスリリースにつきましては、下記をご覧ください。
Salesforceについて
Salesforceは顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、あらゆる規模や業種の企業がデジタルトランスフォーメーションを行い、顧客を360度で見られるよう支援しています。Salesforce(NYSE: CRM)の詳細については、www.salesforce.com をご覧ください。

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配信元企業:株式会社セールスフォース・ジャパン

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