ガチョウの場合、やさしくしてくれる人間なら誰でも受け入れる、というわけではなさそうだ。
ペットとして飼われているガチョウのウォーリーは、飼い主に対しては深い愛情を示す。ところが、例え飼い主の親しい友人であっても、触ることを許さない。
友人が、そっと体を撫でようとしたところ、態度が豹変したのだ。
Pet Goose Hugs his Owner but Attacks Everyone Else
ガチョウのウォーリーは飼い主男性がヒナの時からずっと育てていた。刷り込み効果もあって、男性を親のように慕っている。
カーキ色の上着を着ているのが飼い主だ。近くにやって来たウォーリーを飼い主は包み込むように抱きかかえながら体をトントンすると、飼い主の頭をクチバシで毛づくろいしながら、うっとりと甘えてくる。
その様子を隣で寝ころびながらみていた友人男性は、ウォーリーをかわいく思い、その体を撫でようとしたが、その途端態度が急変。
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「誰が撫でていいと言った?」とばかりに、差し出した手にかぶりついたのだ。
やさしいウォーリーはどこにもいない。獰猛なガチョウへと変貌したのだ。スイッチが入ってしまったようで、その後も友人男性の体をくちばしで突き、執拗に攻撃を繰り返す。
その後、翼を大きくばたつかせ、「いいか、図に乗るなよ」と最後通告をしたとかしなかったとか。
それにしても飼い主と飼い主以外でここまで態度が違うとは、刷り込み効果おそるべし。ガチョウの場合、昨日今日の付き合いとかは通用しないようだ。
written by parumo
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