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都内は連日、最高気温35度以上。6月にも関わらず殺人的な暑さの日が続いている。この時期、想像を遥かに超える暑さで冷房需要が急拡大。安定的な電力供給のために、節電が呼びかけられた。東京都小池百合子知事は、熱中症にも注意という前提のもと、「冷房の室温は28度を目安とする」「冷蔵庫の温度設定を強から中に変更する」「温水便座の暖房を消す」など、節電の具体的な内容にまで踏み込んで協力を呼びかけた。

一方ネット上でも家電メーカーや行政などが、さまざまな「身近な節電方法」を紹介している。猛暑の中の節電テクニックをまとめてみた。(文・ふじいりょう

シャープTwitterで……。

家電大手シャープTwitterで、エアコンフィルター掃除を呼びかけた。

「だいたいどこのエアコンも、前面のパネルをぱかっと開ける→フィルターを取る→掃除機で埃を吸う→水洗い→陰干し→フィルターつける、でOKです。やったことない人はこれだけでそうとう電気代が下がるはず」

経産省資源エネルギー庁のサイトでは、こんなテクニックが紹介されていた。

たとえばエアコン使用時には、

+ ドア・窓の開閉は少なく。
+ レースのカーテンやすだれなどで日差しをカット
+ 外出時は、昼間でもカーテンを閉めると効果的。
+ 扇風機を併用。風がカラダにあたると涼しく感じます。

といったコツが紹介されていた。見落としがちだが「室外機」の周辺に邪魔なモノがあると、冷房効率が落ちるため、その点も要チェックだという。

冷蔵庫や照明でも節電可能

また、冷蔵庫については、小池知事が言及していた温度設定の変更以外に、

+ 開閉回数や、開けっぱなしの時間を減らす。
+ ものを詰め込みすぎない。

といったポイントもあるという。

一方、照明については、不要時に消すのはもちろん、「LED化」でも大幅な節電ができる。たとえば54Wの白熱電球を9Wの電球形LEDランプに交換すれば、それで消費電力は6分の1になる。LED電球は初期費用がちょっとお高めだが、白熱球より交換頻度も少なくて済む。経産省の試算だと、およそ9カ月でモトがとれるという。

ほかにも暖房便座を切ったり、衣類乾燥機の使用時間を減らしたり、電気ポットの代わりにガスコンロを使ったりと、家によって可能な対策はありそうだ。

熱中症にもご注意を

ところで暑い時期、一番電気を使うのはなんと言っても「エアコン」。夏の家庭電力消費量の3分の1を占めているほどなのだが、ここまでの猛暑だと熱中症対策を優先したほうがよさそうだ。

環境省などによると2020年夏、東京23区内で、熱中症で亡くなった200人のうち、9割が65歳以上の高齢者だった。亡くなった場所は9割が屋内、そのうち55%が「室内にエアコンはあったが、使用していなかった」ケースだという。

高齢者は気温の変化を感じ取りにくいため、寝る際もエアコンを付けっぱなしがいいと専門家は語る。また、エアコンは細かくオンオフしたり、「弱運転」をしない方がいいケースもある(関連記事参照)という。可能な範囲で節電しつつも、賢くエアコンを活用して猛暑を乗り切りたい。

猛暑と節電、エアコンはどうすれば? 家庭でできる節電テクニック