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東京都心では、30日木曜13時10分までの最高気温は36.4℃と、6月1位の値を更新しました。関東では、横浜市千葉市でも、今年1番の暑さになっています。夜も気温があまり下がらない予想ですので、夜間の熱中症にも警戒してください。

東京都心「6月1位の記録的暑さ」

30日木曜の東京都心は、最低気温が25.3℃と、朝から気温が高かっただけでなく、日差しが気温をグングン押し上げています。

13時10分までの最高気温は、36.4℃まで上がり、6月としては1位の値を更新しました。これまでの6月の最高気温1位は36.2℃(2005年6月28日、2022年6月26日)でした。

暑さが厳しいのは東京都心だけではありません。

関東では、埼玉県鳩山町で最高気温39℃台まで上がっており、横浜市で35.5℃、千葉市で36.4℃を観測し、こちらも、今年1番の暑さになっています。危険な暑さとなっていますので、できる限りの熱中症対策を行ってください。

また、夜も気温があまり下がらないのがポイントです。東京都心の予想気温は、30日21時は28℃、7月1日0時は26℃、1日3時は25℃と、寝苦しい夜が続くでしょう。お休み前にコップ1杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にも十分お気をつけください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

東京都心の最高気温36.4℃ 「6月1位の記録的暑さ」 夜間の熱中症にも注意