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スマホで指定した場所にタクシーを呼ぶことができる配車アプリ。’11年日本交通が国内で初めてリリースし、翌’12年にはネット決済サービスも導入された。以前は電話でタクシーを呼ぶことが当たり前だったが、その手軽さから利用している人も多いだろう。

そんななか、配車アプリをめぐった“あるトラブル”がTwitter上で話題となっている。

《アプリで呼んだタクシーが到着したのに見当たらないので通話したら「岸田さまは…今…後ろに乗っておられますが…?」って言われて踊る大捜査線のBGM流れたし、まるごとメロンパン号から綾野剛が飛び出ていったし、「バッカヤロー!そいつがルパンだ!」って追いかけるか迷った(別の客に乗られた)》

6月24日、こうツイートしたのは作家の岸田奈美氏(30)。配車アプリでタクシーを呼んだものの、すでに違う人物が乗車していたというのだ。

ただ、岸田氏は支払い方法を「車内決済」に指定していたそうで、乗車代金は支払わなくて済んだようだ。続けて、こうツイートしている。

《車内決済(乗り終わってからメーター分を車内で運転手さんに支払う)だったから銭形警部にならず済んだものの、ネット決済(メーター分が後からクレジットカードで引き落とされる)だったらマジでインターポール沙汰になってたし地獄の果てまでルパンパーンするわ》

岸田氏が嘆いたハプニングに、《怖い!!》《こんなことあるのか…》といった驚きの声が。しかし、同じ経験をしたことがある人も少なくないようで、「私もある!」と共感する声が相次いでいる。

《ああ…よくあるやつですね。私もつい先日やられました…がっくりきますよね。心中お察しします》
《これめちゃくちゃやられたことある、くっそ忙しい日で大雪だから半日前から予約してたのに乗られた》
《指定場所に向かってた時に優雅に乗っていく人影見送ったあと別のタクシーを呼んで指定場所で待ってたら目と鼻の先で乗られたことあってまさに同じような気持ちでした》

さらに、なかには他人に横取りをされただけでなく、「ネット決済」を選択していたことで乗車料金までも支払ってしまった人もいるようだ。

《これ私もあったな、、連携してるクレカ決済だったからアプリから運転手に永遠に電話かけた》
《私もあります しかも知らん人に乗られてその人の乗車分ネット決済済み 結局クレジットカードで払い戻しされましたが、運転手は予約者の名前を確認していなかった模様でした。運転手からの謝罪を求めましたが連絡来ずで最悪でした》

「現在、『GO』『DiDi』『Uber』など多くの配車アプリがリリースされており、タクシーの手配の手段は8割がアプリからだといいます。タクシーの乗務員も乗客の名前を確認するようにしていますが、それでも違う客を乗せてしまうことがあるようです。万が一、自分が予約したタクシーに他人が乗ってしまった場合は、タクシー会社に報告することによってキャンセル対応が可能です。とはいえ、誰しもこのようなトラブルには遭いたくないはずです」(ITジャーナリスト)

便利なサービスだが、落とし穴もある配車アプリ。名前だけでなく、予約番号などの確認徹底が求められそうだ。