ノーマスクで口元を隠す女性

過去最速の梅雨明け、そして東京都心では6月の観測史上最長記録となる4日連続の猛暑日と、早くも例年より厳しい暑さが襲っている今夏。厚生労働省は屋外での「マスク外し」を呼びかけているが、夜のコンビニでは珍しい光景も…。


■屋内でも条件次第でマスク外しOK

厚労省新型コロナウイルス感染症対策としてマスク着用は重要としながらも、今夏から他人との距離(2メートル以上)が保てる場合、または距離が確保できなくとも会話をしない場合のいずれかに限っては「屋外でマスクを着用する必要がない」と説明している。

また屋内においては上記2条件をきちんと満たせば「着用する必要がない」とも。ショッピングや交通機関利用時は難しいが、美術館での芸術鑑賞や、図書館利用時には活用できる条件だ。


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■珍妙な光景

マスク着用マナーをだいぶ緩和させる今回の呼びかけだが、その背景には前述の熱中症予防の観点がある。

これにより、屋外の散歩、公園遊び、ランニング、サイクリングなどの場面ではうっとおしいマスクを外して堂々と楽しむことができるわけだ。繁華街や住宅街などでは早くもマスク未着用で出歩く人が増えてきた。

一方でコンビニエンスストアで働くスタッフはとある珍妙な光景を目にすることが増えたと話す。

■マスクの「代替」にまさかの…

「夜の散歩やランニングをされている人だと思いますが、来店時、Tシャツの首元を口まで引っ張り上げて会計をしてくださるかたが少し増えました(笑)。レジ前にはビニールカーテンを張って感染予防対策を行っており、マスクなくても私は気にならないのですが…」と都内コンビニエンスストアの店長。

マスクを持たず家を出てしまい、その後どうしてもコンビニに寄りたい用事が出来てしまったケースのようだ。

「気遣いをしてくださるだけで嬉しいですが、とある中年ランナーのかたはお腹を出してまでウェアで口元を隠してくれて…」と店長。


■「へそ出しルックのおっさん」

コロナ流行後、外出するのにマスクは必要不可欠なアイテムとなった。それゆえマスク着用のマナーがかなり緩和されたことで、「必携」意識が少々下がったことも事実のようだ。

ネットには「Tシャツを口まで上げて、ヘソ出しルックのおっさん状態でコンビニ突入しました」「Tシャツの首を口に覆って買い物」「マスク家に忘れて手でタオル押さえてマスク替わり」と、過去にも同様の体験談と目撃談が。

ちょっと滑稽なワンシーンだが、今後同様のケースは増えていくのかも…!?

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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