フリーアナウンサー古舘伊知郎(67歳)が、6月29日に放送されたトーク番組「デマ投稿を許さない」(ABEMA)に出演。ニュース番組「報道ステーション」(テレビ朝日系)時代は抗議の嵐だったと、当時を振り返った。

番組はこの日、MC・坂上忍仲良しだという古舘がゲスト出演、“一番印象に残っているニュース”やキャスターとしての苦悩など、古舘の報ステ時代の話題に。

古舘は、報ステ出演時は抗議の嵐だったと振り返りキャスターを務めた12年間、そういった抗議の声の全てに目を通していたと語る。その中で、心が折れかかったこともあると言い、「罵詈雑言はまだ(心が)折れない、『言ってないことを言った』と言われるのが嫌だった」と当時の心境を吐露。「サンドバックのように(非難を)浴びて心が折れたけど、(自分が)言ってなくても言ったことにしていいや、と。その人が俺に怒って、ちょっとでもガス抜きして朝起きて仕事に行くなら、それが俺の仕事だなと思うようにした」と回顧した。

さらに、それ以上に辛かったのは“偏見と差別”だったとも明かした古舘は「『たかが立教大学上がりのプロレス実況上がりが、即刻(キャスターを)辞めやがれ』というのが結構きた」「『ニュースキャスターは偉いんだから、お前は下りろ』というのは差別だと思いました」と語った一方、「そういうのは人間社会のつきものだっていうのをずっと勉強させてもらった」と続けた。

そんな古舘の体験談に、坂上は「“デマ投稿”なんてそういうことなんでしょうね。どこかですり替えられて歪んで、それが一人歩きしていったりするわけですもんね」と神妙な面持ちで耳を傾けた。

また、古舘の報ステ時代の苦悩に触れる中で、坂上がメインMCを務めた情報番組「バイキング」(フジテレビ系)について語る場面も。坂上は「年に数回、心が折れかかる瞬間が訪れて、そんなときに古舘さんから、『(バイキング)観てたけど、あれ言ったの偉いね』とかっていうお褒めの言葉がメールできて。でも俺の返信は『明日クビになると思うんで、やるだけやってサヨナラします』とか、めちゃめちゃ自虐的なのばっかり送ってました(笑)」と振り返った。

そんな坂上に対し、ことあるごとに熱い言葉をかけてきたという古舘だったが、その後、週刊誌で見つけたという文章について、「『古舘さんは本当にいい人だ。親身になって言ってくれる。でも言ってる事は全く月並みである』って書いてあった」と明かし、自らの過去の発言に大笑いする坂上だった。