今年2月にフロム・ソフトウェアから発売され、全世界で1340万本以上を売り上げる大ヒットを記録したアクションゲームエルデンリング

 話題作としてのハードルを飛び越える完成度の高いゲームシステムや、オープンワールド方式を採用したことにより圧倒的に広がった探索・攻略の自由度が大きく評価された、今年のGOTY有力候補。

 本作は死に覚えゲー死にゲー)と呼ばれるような比較的難易度の高い作品ではあるものの、発売前後の注目度や評価の高さから、いわゆるフロム作品ではここ最近で最も新規プレイヤーが参入した作品だろう。

 動画配信サイトなどでは発売直後から多くの実況プレイ動画の投稿や配信が行われており、発売から4ヵ月ほどが経過した現在も、実況界隈での熱量は高いままだ。

 今回紹介するのは、そんな2022年前半に大きな注目を集めた『エルデンリング』に関する動画。HAMAさん投稿の『エルデンリング トロコン Speedrun IGT 3:15:34』シリーズだ。

 この動画は『エルデンリング』のトロフィー(実績)を全て取得する、いわゆるトロコントロフィーコンプリート)までのタイムを競うタイムアタック動画。

 今回はたったあらゆるテクニックを活用し、3時間で『エルデンリング』のすべてのトロフィーを獲得した、世界2位のタイムアタック動画をご紹介する。

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3時間でトロコン達成。グリッチ多用で42個のトロフィーを爆速回収

 今回HAMAさんが投稿したのは先述の通り『エルデンリング』に存在するトロフィーを、たった3時間で全てコンプリートしてしまった動画だ。

 本走の基本的なルールはシンプルで、トロフィーを取得していない状態でゲームを開始し、コンプリートするまでのタイムをIGT(ゲーム内時間)で計測する。

 ゲーム自体に影響を与えるMODなどは当然制限されているものの、バグの利用などは制限されておらず、グリッチなどのあらゆる手段を用いて好タイムを目指す。

 なお、本カテゴリではゲーム本体をダウングレードすることは制限されていないため、今回の挑戦は海外記録サイトでの好記録を目指し、Ver1.02にて実施されている。

 ちなみに、本作に存在するトロフィーは全42種。ボスの撃破やレアアイテムの入手のほかに、エンディング分岐に関するものも存在しており、最低でも3周のプレイが必要だ。

 HAMAさんが挑んだ今回のプレイでは、このすべてを3時間15分という好タイムで回収しており、執筆時点では3時間6分の世界1位に次ぐ、全世界2位の記録となっている。

天を駆けるトレントにAI破壊、グリッチも多用しタイムを短縮

 たった3時間で、すべてのトロフィーを獲得した本プレイだが、動画ではグリッチの制限されていないカテゴリらしく、序盤から派手なテクニックが披露された。

 本シリーズで最初に披露された注目のテクニックは、本作の移動で重要な役割を担う霊馬トレントを使った“Pegasus Glitch

 動画内でペガグリと略されるこのテクニックは、その名の通り翼を持ったペガサスのように霊馬トレントが空を駆けるというものだ。

 いつでも簡単に使えるテクニックではないものの、本来なら大きく迂回しなくてはならないエリアをショートカットしたり、通常プレイでは一定の手順を踏まなければ通ることが出来ないようなエリアに直接向かうことが出来るということで、本プレイではこのグリッチを多用。

 最序盤ではリムグレイブからリエーニエの神授塔まで、ほぼノンストップで駆け抜ける際や、魔術学院レアルカリア内のショートカットなどに活用。その後も、執筆時点で最新となるPart3まで活用され続けている。

 本プレイではPegasus Glitch以外にも“Wrong Warpという、いくつかの手順を踏むことで本来のワープ先と異なる場所に出現するテクニックを披露。

 誰でも簡単にできるテクニックではないようだが、要所要所でWrong Warpを成功させ、Part3までで既に10回以上も時間短縮をして見せている。

 そのほかにも、ボスのAIを狂わせ棒立ちにするテクニックも披露されており、神肌の貴種やモーゴットといったボスを一方的に攻略する様子が収められていた。

 HAMAさんは派手なテクニック多数披露している一方で、魔術街サリアでのショートカットを一発成功させるなど、グリッチ以外のテクニックも披露。その高い腕前で視聴者を驚かせている。


 世界的に大人気のアクションゲームとなった『エルデンリング』をたった3時間でクリアした本シリーズは、執筆時点でPart3までが投稿中。派手なテクニックで視聴者を驚かせるタイムアタックをチェックしてみてほしい。

文/富士脇 水面

エルデンリング トロコン Speedrun IGT 3:15:34 Part1/7

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