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アニメ「ソードアート・オンライン」シリーズの展覧会「THE ART OF SWORD ART ONLINE」が、明日7月2日に東京・上野の森美術館にて開幕。本日7月1日に内覧会が行われた。

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「THE ART OF SWORD ART ONLINE」はアニメ「ソードアート・オンライン」シリーズの10周年プロジェクトの一環として行われる展覧会。00~04の5エリアに区切られ、1000点超の展示物を通じて、アニメ「SAO」の歴史を辿っていく。

エントランスエリアとなる「#00 /link_start」では、展覧会のためのスペシャルムービーが来場客をお出迎え。続く「#01 /world」では、物語の舞台となるVRMMORPG「ソードアート・オンライン」の世界観を形作る美術資料が集められた。広大な草原や雪深い山岳地帯、鉄と岩の浮遊城アインクラッドを描いた大小のビジュアルボードや映像を用いて、ゲームの世界を表現。同エリアには作中に登場するフルダイブ型VRマシン・ナーヴギア、アミュスフィア、さらに次世代機であるオーグマーのレプリカも展示されている。

「#02 /life」エリアでは、キリトアスナシリカリズベット、ユイの初期ラフ画が登場。足を進めると、「ソードアート・オンライン」「ソードアート・オンラインII」「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」や、「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」に登場する数百ものキャラクターを描いた設定画が壁を埋め尽くす。また原画の展示は「will」「emotion」「link」「batlle」の4テーマで行われ、「SAO」シリーズの名場面の数々が切り取られた。

「#03 /action」エリアではまず、キリトが愛用する片手剣エリュシデータや、ダークリパルサーなど歴代武器のレプリカが目を引く。シノンの愛用武器・へカートIIや「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」で描かれる無銘の剣も展示された。背後では「オーディナル・スケール」より、第100層のボスとのバトルシーンの原画展示が壁3面にわたって行われ、迫力の戦闘の様子を丁寧に堪能することができる。続く展示コーナーに足を踏みいれると、原画から飛び出したキリトアスナユウキらが部屋中を縦横無尽に動いているかのような、躍動感溢れる等身大パネルが多数展示されていた。

最後のエリアとなる「#04 /continue」では、過去シリーズのキービジュアルやアニメBlu-rayやCDのジャケットなどに使用されたイラストが集結。展示を締めくくる描き下ろしビジュアルコーナーでは、鈴木豪、山本由美子、abecの描いたイラストのほか、ラストには足立慎吾が手がけた巨大な10周年記念ビジュアルが飾られている。なお9月10日公開の「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ」で監督を務める河野亜矢子、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War Of Underworld」で監督を務めた小野学、「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」で監督を務めた伊藤智彦のコメントも展示された。

「THE ART OF SWORD ART ONLINE」は7月24日まで開催。期間中は加藤淳氏、金子敦史氏、渋谷晃尚氏の歴代アニメーションプロデューサー3人による音声ガイドが用意されている。

「THE ART OF SWORD ART ONLINE」

会期:2022年7月2日(土)~7月24日(日)
時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
場所:東京都 上野の森美術館
前売料金:一般2000円、グッズ付3600円
当日料金:一般2200円、グッズ付3800円

(c)川原 礫/アスキー・メディアワークスSAO Project

展覧会「THE ART OF SWORD ART ONLINE」が行われる上野の森美術館外観。