カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

 今日7月2日は「世界UFOデー」だ。それにちなんだお話をしよう。

 ギリシャの沖合の海中に奇妙な物体が沈んでいる。これはグーグルアースの画像から明らかとなったものだが、現在までこれが何であるかはわかっていない。

 この円形の未確認物体の中央には小さな円の線が見えることから、立体構造となっているようにも見える。その大きさは70mほどもあるという。

 UFOが海に沈んだ、とでもいうのだろうか?それとも水空両用の機体で海に潜んでいる、とでもいうのだろうか?

【画像】 ギリシャ沖に沈む円形の未確認物体

USO Discovered In The Aegean Sea Of The Coast Of Greece

 この映像は2018年に公開されたもので、場所はギリシャテッサロニキのミカニオナ海岸近くを上空から撮影したものだ。

1_e

 座標は「40°27'04.6 N 22°51'39.8 E」で、沖合から180mほど離れた海中に巨大な円形状の物体を見ることができる。

[もっと知りたい!→]ロズウェル事件に新展開。発見された異星人の遺体はモルモットとして乗せられていた人間だったと主張する説。

 その大きさは70m前後と推測され、かなり巨大だ。投稿から4年たつが、未だこの円形物体の正体は明らかになっていない。

2_e

 ちなみに、未確認飛行物体はUFO(アメリカではUAP)と呼ぶが、水中に沈んでいる未確認物体の場合はUSO(Unidentified Submerged Object)と呼ぶ。

 果たしてこの物体は何なのか?映像を見たユーザーからの意見としては、海底火山のクレーター説や、元々は灯台だった説、エイリアンの宇宙船など、多岐にわたっている。

「珍しいエイリアンの宇宙船だ。こんなの見たことない!マスエフェクトのサラリアン(頭の回転が早い両生類のヒューマノイド)の船か?」、「第二次世界大戦時のエコー、5トン爆弾のクレーター、イギリスドイツイタリアに対して、軍艦と海岸のインフラを破壊するために使用したものだ」、「これが作り話だと思う人のために グーグルアースで、その場所を拡大してみた。歴史のスライドで、2003年まで遡ることができる。2018年までは見当たらなかった。いったいなんだ?今のところ特定できていないし、水中にある。やはりUSOなのか?」

 もしかしてすでに正体が特定されていて、私が補足できていないだけかもしれないので、この物体に関しての新情報があれば教えて欲しいな。

3

7月2日は世界UFOデー

 で、冒頭に触れた7月2日は「世界UFOデー」に関してだけど、なんのこっちゃ?と思った人のために説明しよう。

[もっと知りたい!→]バルト海に沈んでいた謎の物体の正体がついに判明か?(スウェーデン研究)

 1947年7月2日、アメリカ・ニューメキシコ州にUFOが墜落し、米軍によって回収されたと言われている。世にいう「ロズウェル事件」である。

 そこで、人々が集まり、未確認飛行物体(UFO)を空から観察するための啓発日として、ロズウェル事件が起こった7月2日を「世界UFOデー」に設定したという。

 更に「世界UFOデー」は、UFOがに対する認識を高め、各国政府にUFO目撃情報の機密解除を促すことも目的の一部とされている。

 もともと世界UFOデーは2回あった。

 1947年6月24日ににアメリカ・ワシントン州で、ケネス・アーノルドが自家用飛行機で飛行していたところ、レーニア山付近の上空で、高速で飛行する9個の奇妙な物体を目撃した。のちに「ケネス・アーノルド事件」だ。

 この事件により「空飛ぶ円盤(フライングソーサー)」という呼称が世間に定着したことから、6月24日もUFOデーだったのだ。

 だが2001年より、世界UFOデーを取り仕切る機関が1回にまとめようということで、7月2日が正式な「世界UFOデー」となったそうだ。

written by parumo

 
画像・動画、SNSが見られない場合はこちら

ギリシャ沖の海の中で発見された巨大な円形の未確認物体