7月5日(火)にスタートする新火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系第一話は15分拡大)の制作発表会見がオンラインで行われ、主演の永野芽郁西島秀俊杉野遥亮、坂東龍汰、前原滉、青山テルマが登壇。司会進行は赤ペン瀧川が務めた。

【写真】会見中、夏の暑さも吹き飛ぶ爽やかな笑顔を何度も見せた杉野遥亮

同作は、永野演じる教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若きCEO・佐奈のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なる“おじさんサラリーマン”が部下として転職してきたことで、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く“大人の青春”ドラマ。

主演の永野は「夢を持ちたいな、夢を追いかけたいなと思える、胸が熱くなる作品が作れたと思います」とあいさつ。また、自身が演じる若きCEO役について「そんなに会社を引っ張っていくタイプのCEOじゃなく、『ドリームポニー』の仲間に支えられながら自分の夢を追いかける女性」と紹介。役を演じる上で意識している点については「CEOとして、みんなのことをちゃんと見られるような人間でありたいなと思いながら、日々過ごしています」と話した。

地方銀行に約25年勤めた後に、スタートアップ企業に転職してくる小鳥智志役を演じる西島は「クランクイン前に監督が、『とにかくこの現場は誰も怒鳴らない、怒らない現場にしましょう』とはっきり仰って。スタッフもきちんと休めるようになっていて、働く環境も新しくて現場の雰囲気もすごくいいです。スタッフも若いし、明るく元気な現場です」と現場の雰囲気の良さを明かした。

第1話の「推しシーン」を発表!西島秀俊「坂東くんの演技に拍手が湧いた」

一足先に1話を見たという出演者たちが、それぞれの「推しシーン・推しポイント」を撮影秘話とともに紹介。永野は、佐奈の憧れの存在・羽田早智を演じる広末涼子とのシーン写真を手に「佐奈が会社を立ち上げたいと思うきっかけになった人なので、自分の憧れの人にようやく会えたという気持ちと、佐奈の人生が変わっていくこのシーンがとても好きです」と振り返った。

西島と杉野は、小鳥と海斗(坂東)の面接シーンを紹介。西島は「初めてみんな(ドリームポニーの6人)が一緒に演技をするシーンだったので、そこでそれぞれのキャラクターが見えた気がして楽しかった」と回顧。また、「坂東くんの演技に拍手が湧いた。演技が凄かったんで、必見です」とアピールした。

西島秀俊永野芽郁の集中力に衝撃「そんななるの?」

ドリームポニー」を立ち上げた創業メンバーの一人、栗木次郎を演じる前原は、佐奈と小鳥が向き合っているシーンを挙げ、「現場で西島さんが『このときの芽郁ちゃん凄かったよ』と仰ってて、期待して見たらホロリときちゃいました」とコメント。

同シーンは、佐奈の感情があふれるシーンだったそうで、西島は「普段永野さんは天然で、ほわーんとした感じだけど、急にギアがギュッと入るんです。そんななるの?って。(感情が)かなりフライングしていたよね。すごくびっくりしました」と絶賛。

永野は「元々、台本のト書きに“ここで涙があふれる”って書いてあるところよりも、先に涙が出始めちゃって。佐奈が話していることや、思っていることを全て小鳥さん(西島)が受け止めてくれるので、こらえきれなくなっちゃって…。カットがかかった後に監督のところに行って『涙が早く出過ぎました…大丈夫ですか?』と聞いたら、『それはそれで本当に良かったです』と言ってくださったので、こうなりました…!」と告白した。

■演技初挑戦の青山テルマアドリブ永野芽郁「もう崩壊的でした」

会見では、帰国子女で語学堪能なプログラマー・夏井恵実を演じる青山が、撮影現場での自身の行動について共演者から総ツッコミを受ける一幕も。

同ドラマが連続ドラマ初レギュラー出演で本格演技には初挑戦となる青山は、クランクイン前から緊張していたそうで「現場に入る前に、特別に監督さんと3、4回くらい本読みをさせていただいて。できるだけ皆さんにご迷惑をかけないようにとか、足を引っ張らないようにということを中心に考えながら、取り組んでいったんです」とコメント。

そんな中、青山が「推しシーン」として面接前の佐奈(永野)、須崎(杉野)、栗木(前原)、恵実(青山)の4人のシーンを挙げ「みんな素で笑っちゃって、楽しいなと思ったし、印象的な場面でした。なんか知らないけど、変なツボに入っちゃったんですよ」と紹介。すると、すかさず永野、杉野、前原から「ちょっと待ってくださいよ」ツッコミが。

永野は「テルマさんがほんとにアドリブがすごすぎて!セリフだったら“ここ笑っちゃうな”というのは我慢できるじゃないですか?でも、まさかのアドリブで笑わせてくるんですよ。私も間を持たせちゃったら、その間も面白くなっちゃって。杉野さんも見えないところでニヤッとしてるし、前原さんも笑ってるしで、もう崩壊的でした」とうれしそうに暴露。

杉野も、「テルマさんが一番笑かしにきてるから!」とツッコミ。続けて「このシーンは割と最初の方で、まだ僕も青山さんに慣れてなくて、集中しようとしたけど笑っちゃいましたね」と必死に堪えようとしたことを明かした。

前原から「もう終わってるはずなのに、スタッフさんもカットかけないんです。その間もずっと心折れずに演じられてるから…」と言われると、青山は「最初に入った時に、監督さんに“カットが入るまで演じ続けろ”と言われたんですよ。それだけ守ってるんですよ」と明かし、真面目な一面を覗かせた。

最後の視聴者へのメッセージでは、西島が「仕事や恋愛、勉強などを頑張っている人たちを応援するようなドラマになっています」と語り、永野は「今を頑張る全ての人を応援できるドラマができたと思っています。私達も、皆さんに明るい気持ちをお届けできるよう頑張っていきます。ぜひ楽しみにしていてください」とアピールし、会見を締めくくった。

「ユニコーンに乗って」制作発表会見に登壇した(写真一列目左から)杉野遥亮、永野芽郁、西島秀俊(同二列目左から)前原滉、坂東龍汰、青山テルマ/(C)TBS