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海外では築50年や100年といった中古住宅が売買され、家主が自分たちでリフォームすることも多い。カナダのある家に住む家族も今年3月、築80年以上になる家の浴室をリフォームした。しかし鏡の裏から“骸骨”が現れたことで恐怖を覚えるも、一緒にあったメモを見て苦笑することになったという。『Newsweek』『Indy100』などが伝えている。

カナダのマニトバ州ウィニペグに住むケリー・アリソンさん(Kaleigh Allison)が先月17日、TikTokに動画を投稿したところ注目を集めた。ケリーさんの家は1941年に建てられたそうで、築81年になる。動画は今年3月に浴室をリフォームした際に撮影したもので、ケリーさんの父親が浴室の鏡があった壁を剥がそうとする様子が捉えられている。ところが剥がした壁の中からは、デニムのシャツとジーンズを身につけた“骸骨”が現れたのだ。

ケリーさんは動画に「ここに住んで6年になるけど、この骸骨はずっと浴室の鏡の裏から私を見ていたのよ」と言葉を添えており、さぞかし恐ろしい思いをしたようだ。だが“骸骨”は、よく見ると本物の人骨ではなくプラスチック製のレプリカだった。そしてシャツのポケットにはメモが入っており、このように綴られていた。

「バアーーッ! ははっ! 怖がらせちゃったかな? ジェイソンレイン(Jason Lane)より 2013年」

骸骨のレプリカは以前、この家に住んでいたジェイソンレインという人物が9年前の2013年に浴室の鏡の裏に隠して置いたもののようだ。メモを見たケリーさんの母親はこの陽気ないたずらに少し呆れたようで「ワーオ…」と声を発している。ケリーさんが投稿した動画はこれまでに490万回以上の再生回数を記録し、次のようなコメントが寄せられた。

「素晴らしいジョークだ。」
「いろんな人がユーモアのセンス持っているね。」
「エドガー・アラン・ポーの黒猫のストーリーみたいだ。」

またコメントの中には、アカウント名「briannelane312」という人物が「ジェイソンは僕の兄弟なんです(笑)この家は僕たちのひいおじいちゃんの家で、ジェイソンブリティッシュコロンビア州に引っ越しする前にその家を買ってリフォームしたんです」と明かしていた。

それを裏付けるように骸骨のレプリカにはメモの他にもUSBメモリーが隠されており、家の歴史や改築時の写真などが保存され当時をうかがい知ることができたそうだ。さらに骸骨のレプリカが椅子に座って寛いでいる写真もあったという。前の住人によるいたずらにより恐怖と笑いを味わったケリーさんだったが、USBメモリーには新たに自分たち家族の写真を追加したうえで骸骨とともに壁の中に隠しておく予定とのことだ。

画像は『Kaleigh 2022年6月17日付TikTok「I’ve lived here for 6 years and this skeleton has been watching me from behind the bathroom mirror this whole time」、2022年6月20日付TikTok「Some photos from the skeleton’s wallet flash drive, and a few of my before and afters.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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