今回もネイティブの発音攻略法第3弾をお届けする。あえて文字にすることで「文字から英語を学ぶ傾向にある日本人」にはある程度の効果が期待できるだろう。今回は前回に引き続き「Assimilation」と「Elision」を紹介する。

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■Assimilation(消化、同化、同化作用、融合)

 前回は「what + you」を紹介したが、それ以外にも単語同士がくっついて1つの単語になる(聞こえる)場合がある。以下がその例である。

・good boy -> gooboy

・good girl -> googirl

・white paper -> waipeipr

・green park -> greem park

・on Monday -> om Monday

 「on Monday」は文字では分かりづらいかもしれないが、英語は基本的に「n」を発音する。※「パイン」と「アップル」で「パイナップル」なるといえばお分かりいただけるだろう。その「n」が消えて「m」になる。

■Elision

 elisionとは日本語で「(母音・音節などの)省略」という意味である。要するに音が消えるということだ。以下がその例である。

・the worst job -> the wors job

・just one thing -> jus one thing

・a hand bag -> a hambag

・Saint Paul’s Cathedral -> Saim Paul’s Cathedral

 ここでは「t」と「d」の音が消えている。特にアメリカ英語ではこの2つの音はよく消える。したがって例えば「cut」のような1音節の単語は「Cu」しか聞こえない。一見(一聴)難しいように思えるがこれらは会話の前後の流れで判断できるだろう。

 White Shirtsはどのように発音されるかだろうか。上記の法則からすると分かるはずだ。実際に発音してみるとあることに気付くのではないだろうか。そう、ワイシャツの語源はWhite Shirtsといわれている。

英語が「早すぎて分からない」という人必見! ネイティブの発音攻略法 (3)