ポケモンシリーズに登場する「ヌオー」と言えば、優秀な耐性を誇り、対戦でも活躍するポケモンとして知られていますが、何よりも印象的なのは見た目の愛らしさ。隠れ特性「てんねん」の持ち主らしい、どこか気の抜けた表情は見ているだけで癒やされます。

 そんなヌオーらしさを、ファンアートとして表現したのはoklha(おきは)さん。歩行中、道をさえぎるガラスに気付かない様子はまさに「てんねん」。それでもなお、表情ひとつ変えず、前進しようとするヌオーの姿に思わずクスっとしてしまいます。

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 oklhaさんは普段からポケモンをテーマに、公式では見られないようなちょっと変わった樹脂粘土作品を制作しています。実はこの「ガラスに気付かないポケモン」シリーズも3作目。

 過去に作られたのはヤドンコダックと、やはりヌオー同様にどこかぼーっとしている表情が印象的なポケモンたちばかり。たしかにこの3匹なら、ガラスがあっても気付かないだろうなぁと納得してしまう絶妙なチョイスです。

 作品の制作時にこだわったのは、「らしさ」の表現。あまり表情のないポケモンたちなので、ガラスにぶつかった際の体勢や、それによって出来たシワには特に力を入れて造形を行っています。

 特にヌオーは顔がたわんでしまうほど、ガラスにめり込んでいるにも関わらず、どうやら全く動揺していない様子。ポケモンファンであれば、誰もが納得のノーリアクションでしょう。

 まさに「らしさ」全開の作品に、ついた「いいね」は12万件超。「全く気がついてない感じが出てますねw」「ムニュ……っとなった顔がかわいすぎる!」と、作品を見た多くの方が、ゆるっとした気持ちにさせられた模様。

 大きな反響に対し「たくさんの方に見てもらえて、笑ってもらえたのなら、100点です(笑)」と、oklhaさん。このシリーズは一旦ヌオーの制作をもって完結とのことですが、新たな作品でもきっと、他では見られないユニークな作品を披露してくれることでしょう。

<記事化協力>
oklhaさん(@okihasA)

(山口弘剛)

ガラスにぶつかっても気付かない ヌオーのゆる~いファンアート