今や夏だけではなく1年を通して提供しているお店も増えてきた人気スイーツ「かき氷」。それでもやはり1番食べたくなるのは夏ではないでしょうか?

 昔はただ削った氷にシロップをかけるだけ、というイメージのスイーツでしたが、今や氷の削り方から盛り方、かけるソースの素材まで店主のこだわりが感じられるかき氷が続々登場しています。

 そこで今回は、一度は食べておきたい東京の絶品かき氷店を厳選してご紹介します!

季節のフルーツソースを贅沢に使用した裏メニュー!『浅草浪花家』(東京都台東区)

「さわやかみるく」700円、フルーツソーストッピング 各200円~
さわやかみるく」700円、フルーツソーストッピング 各200円~

 東京・浅草に店を構える『浅草浪花家』。老舗のたい焼き屋さんでありながら裏メニューとして、バリエーション豊かなかき氷がいただけることで有名で、全国からかき氷ファンが集まる人気店です。

 その中でもひときわシンプルかつ人気のメニューが「さわやかみるくかき氷」。レモン果汁の酸味に包まれ、まるでヨーグルトのような味わいで、ふんわり上品な氷の美味しさを堪能できます。

 常連さんはこちらにお好みのフルーツソースを別に注文してトッピングするのだとか。メニュー板には記載していない裏メニューです。真っ白な粉雪のような「さわやかみるくかき氷」に、フルーツソースをとろ~り。色鮮やかなかき氷で、ワクワクも最高潮に。フルーツの甘みと程よい酸味が口の中に広がり、蒸し暑い夏にぴったりの一品です!

●DATA

店名:浅草浪花家

住:東京都台東区浅草2-12-4
TEL:03-3842-0988

最後の1滴まで楽しめる「千利氷」のかき氷!『大山園』(東京都板橋区)

「宇治金時」710円
「宇治金時」710円

 茶人であり商人であった千利休が、夏のおもてなしに「千利氷(せんりひょう)」という氷を作ったことを知っていますか? 宇治抹茶と茶葉を閉じ込めた氷で、そのまま削り出して、最初は「かき氷」として食べ、最後は溶け出した冷たいお抹茶をいただくというものでした。

 その「千利氷」を使ったかき氷をいただける穴場スポットが東京都板橋区の『大山園』。「千利氷」を使ったメニューは夏季限定で、「宇治金時」(710円)、「ほうじ茶氷」(710円)、「苺氷」(600円)の3つです。

 オススメは「宇治金時」。白いかき氷に鮮やか深緑の茶葉が散りばめられたかき氷で、一口いただくと、氷の粒子がこまかくて雪のようにふわふわ。舌の上でひんやりしたかと思うと、スーッと消えるように溶けていき、後には、茶葉の清々しい香りが残ります。別添えのほんのり甘い抹茶と小豆餡を少しずつすくいながらいただくと優しい甘さで上品な仕上がりになります。

●DATA

店名:大山園

住:東京都板橋区大山町6-8
TEL:03-3956-047

かき氷マニアも衝撃を受ける「レモンクリームジンジャー」!『ブンブンブラウカフェウィズビーハイブ』(東京都品川区)

「レモンクリームジンジャー」1210円
レモンクリームジンジャー」1210円

 東京・品川の旗の台駅東口徒歩1分の場所にある『ブンブンブラウカフェウィズビーハイブ』。同店はかき氷のお店ではなく実は、ラーメン屋なんです。店主・斎藤直樹さんが、かき氷を始めたら、瞬く間にファンが増えてかき氷でも有名店になったという異色のお店です。

 オープン1年目からある「レモンクリームジンジャー」は、かき氷マニアや、常連さん、皆が衝撃を受けたメニュー。レモンジンジャーと生クリームとマスカルポーネを絶妙なバランスで和えていて、中にもたっぷりレモンジンジャーが入っています。濃厚で、爽やかで、なめらかなクリーム。そして、繊細な削り方で削った氷とのバランスは、本当に素晴らしいとしか言いようがありません!

●DATA

店名:ブンブンブラウカフェウィズビーハイブ

住:東京都品川区旗の台3-12-3 J-BOXビル2階
TEL:03-6426-8848

“かき氷の女王”のお店で超レア「シャインマスカット」!『氷舎mamatoko』(東京都中野区)

「シャインマスカットかき氷」(食楽web)
シャインマスカットかき氷」(食楽web)

 東京・中野区にある『氷舎mamatoko』。かき氷を年間約1500杯食べるという店主・原田麻子さんの、かき氷好きが高じてオープンしたかき氷専門店です。

 中でも、シャインマスカットが入荷したときだけ登場する裏メニュー「シャインマスカットかき氷」は美しいかき氷の頂にゴロゴロシャインマスカットが乗っかっていて、見るからに爽やか&涼しげ。

 味わいはというと、純白のかき氷にレアチーズソースをかけ、ビネガーとレモン汁などでマリネしたマスカットのほか、4色ペッパーオリーブオイルをプラスし、複層的な味わいに仕上げています。スプーンですくうと、中からも大粒のシャインマスカットが! 見るからに瑞々しいマスカットオリーブオイルと絡み合い、氷が爽やかに溶けてゆきます。これは贅沢~。

●DATA

店名:氷舎mamatoko

住:東京都中野区本町 6-31-2

食楽web