ビートたけし・北野武

3日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけし副業詐欺トラブルに持論を展開した。


■詐欺手口を特集

詐欺の手口を特集した3日の『TVタックル』。そのなかで登場したのが「副業トラブル」で、実際にだまされた女性が出演し、被害を説明する。

番組によると「誰でもスマホで1万円稼げる」などと募り、マニュアルを購入させるやり方なのだという。


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■50万をだまし取られる

被害に遭った65歳の女性は「仕事を辞めると、給料をいただいていたぶんがなくなるということで、家計のほうが気になってくるということで、家でなにかをしてお金がもらえたらと思って」ときっかけを語る。

スマホで副業の募集を見かけたそうで「1日1万円稼げます、70代、80代の方もスマホ1台で稼げますと。本当かなと思ったんですけどね」とコメント。

副業はアフィリエイトだったそうで、成功させるためのマニュアルを3,000円で購入したとのこと。そして「稼ぐためにはサポートが必要」などと称し50万円を取られ、その後音信不通になってしまったのだという。

■たけしが苦言

たけしは「ターゲットを狙うのは、副業とかちゃんと仕事を一生懸命やってるやつが、ちょっと簡単にお金が稼げるっていうの、そういうところをつっつくんだね」と指摘する。

阿川佐和子が「弱みにつけこむ感じですね」と話すと、「副業で稼げるなら、それを本業にしているよ。自分の本業の給料を考えてみれば、給料30万のやつが、副業で100万を稼ぐっていうのはありえないんだから」と指摘する。

そして「あなたもできるとか、できないんだって。自分を考えたほうがいいよね。自分はそんな才能はないと、はっきり思わないと。やめなさい。分相応っていうのはあるから」と斬った。


■副業への意識は高まっている?

新型コロナウイルス感染拡大による経済の冷え込みで、関心が高くなったといわれる副業。そんな社会情勢を狙い、うそをついて金をだまし取ろうという人物が存在しているようだ。

Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,880名を対象に実施した調査で「新型コロナ流行以降副業への意識が高くなった」と回答した人は、10代に多いことがわかっている。

新型コロナ流行以降副業への意識が強くなった人の割合

適切な副業も存在すると思われるが、詐欺が横行しているのも事実である様子。応募する際は、細心の注意が必要になりそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名(有効回答数)

ビートたけし、『TVタックル』で副業詐欺に苦言 「稼げるなら本業に…」