アーセナルイングランド人FWエディ・エンケティアが新エースへ名乗りを上げている。

14歳の時にアーセナルに加入したエンケティアは、2017年にファーストチームデビューし、ここまで公式戦92試合に出場。2019年8月から半年間のリーズ・ユナイテッドレンタル移籍を経てファーストチームに定着しており、2021-22シーズンは終盤戦に先発の座を掴んだ。

元々6月いっぱいで契約満了を迎える状況にあったが、先月18日に契約延長が発表され、さらに背番号を「30」から「14」に変更し大きな話題となった。

アーセナル背番号「14」と言えば、かつてのエースであるティエリ・アンリやセオ・ウォルコット、ピエール=エメリク・オーバメヤンが着用した由緒ある数字。それを自ら選ぶという大きな覚悟が垣間見えたが、その伝統的な背番号をつけて臨んだ最初の試合で、歴史に恥じない活躍を披露した。

2日、アーセナルはイプスウィッチ・タウンとフレンドリーマッチを行った。前半の先発メンバーとなったエンケティアは開始25秒、味方がパスカットしたボールをゴール前で拾うと、そのまま右足を振り抜き先制ゴールをマーク。

MFサンビ・ロコンガが1点を追加して迎えた30分には、味方のシュートのこぼれ球を押し込んで自身2点目。そして36分に、ロコンガのクロスを押し込んでハットトリックを達成した。

試合はその後、互いに全選手を入れ替えた後半に1点ずつ取り合い、5-1でアーセナルが勝利。エンケティアはプレシーズン初戦でまずはアピールに成功する格好となった。

アーセナルは今後、8日にニュルンベルクとのフレンドリーマッチが控えている。

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