名女優のリタ・モレノ(91歳)が、1950年代に、ハリウッドの“伝説の俳優”マーロン・ブランドの子供を妊娠し、違法に中絶したことを告白した。「ウエスト・サイドストーリー」(アカデミー助演女優賞 受賞)などで知られるリタが中絶したのは、1973年に米最高裁が「ロー対ウェイド」裁判で中絶を合法化する何年も前のことであり、一歩間違えば死んでいたかもしれなかったという。

バラエティインタビューにて、リタは次のように語った。

「マーロンが友人づてに医者を見つけてきた。闇医者ではない本物の医者よ。マーロンは彼に500ドル(約7万円)を払って、病院まで私を連れて行った。彼ら曰く『障害のある妊娠』だった。でも医者は私を出血させた以外、何をしたわけでもなかったわ。つまり、正しい治療を行わなかった。当時はわからなかったけど、死んでいたかもしれない。とても酷い、恐ろしい話よ」

ちなみに、女性の中絶を認めた歴史的な「ロー対ウェイド」判決は、6月24日に米最高裁で覆され、女性の中絶の権利が憲法で保障されなくなった。そのことを受け、リタは次のように語っている。

「そうなるだろうと分かっていたけど、ショックだった。びっくりしたわ。極端な例だけど、レイプ近親相姦で妊娠させられた若い女の子達のことを考えた。不公平という言葉以外で表せないわ。今日は理路整然としていなくてごめんなさい。でもとてもショックなの。同じように考えている人が沢山いて、この裁判の結果についてどうしようかと考えているわ。不公平な裁判の結果は、そういう私達をまたやる気にさせたわね」