発売から5年が経過した今もなお、人気が衰えない名作ゲームソフトゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。追加コンテンツとなる「英傑たちの詩(バラッド)」に登場した「マスターバイク零式」を、ダンボールで再現した作品がツイッターで話題になっています。

 その出来は、ダンボール製とて決して侮ることなかれ。見た目の再現度はもちろんのこと、なんと人が乗れる上に、走行もできるという驚異のこだわりっぷり。ぜひ一度乗ってみたい……!

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 作品を制作したのは、ダンボールを用いた工作クリエイターとして活動している「つくるさん」。つくるさんは普段から、ゲームアニメに登場する武器などを中心に作品を制作しており、原作さながらに動作する可動ギミックが見どころのひとつです。

 常日頃から「え、これがダンボール!?」と驚きのある作品を作りたいと考えており、2022年は「ダンボールなのに乗れて走る作品」にチャレンジ。これまでに「遊戯王5D’s」の「D・ホイール」や「TIGER&BUNNY」の「ダブルチェイサー」を制作。今回のマスターバイク零式は乗り物シリーズの三作目となる作品です。

 必要なパーツデザインダンボール切り出し、組み上げなど、制作にかかった期間は全体でおよそ三週間。

 人間が乗る重みに耐えられるよう、車輪とメインフレームダンボールを何重にも重ねている一方、上部はダンボール同士をかみ合わせることで中空にして軽量化を図ったり、各ユニット同士の接合には接着剤を使用せず、代わりに木の棒を差し込むことで分解でき、運搬を容易にしたりなど、デザインと実用性を兼ね備えるための工夫が随所に盛り込まれています。

 こうして完成したダンボールマスターバイク零式。過去に制作した「ハイリアの盾」を背に、バイクに跨るつくるさんの姿はまさに原作の主人公、リンクに重なって見えます。これは素直にうらやましい……!

 ツイッターへの投稿には「え?!これダンボールで作れちゃうんですか?!」「細かいところまでリアルすごいです!」と、驚きのコメントが多数。多くの方が「ダンボール製とは信じられない」といった様子で、思わず自分の目を疑ったようです。

 「ダンボールでここまでの強度が出せることがわかったので、また次の作品に活かせそうです」と、今回の作品を総括したつくるさん。

 気軽に入手可能で、加工もしやすく、なおかつ木や金属類では重くて持てない巨大な武器や乗り物を作れてしまうダンボールは、つくるさんにとってまさに無限の可能性があると言っても過言ではないでしょう。次作への期待が否応なしに高まってしまいますね。

 ちなみに少しネタばらしを。ツイッターに投稿された動画では、自動走行しているように見せていますが、エンジンなどは搭載されていないため、ゆるい傾斜を利用して下ることで動かしています。また、撮影にあたっては周囲に人がいないことを確認した上で、乗車する人物の安全にも十分配慮して行われています。

 このあたりの様子については、つくるさんのYouTubeチャンネルつくるさん。Crafty Transformer – Cardboard DIY」にて、今作のメイキング動画として公開されています。マスターバイク零式が一から組みあがっていく様子や、撮影の様子も見ることが出来ますよ。

<記事化協力>
つくるさん/ダンボール工作-Crafty Transformer-さん(@Tsu_ku_ru_san

(山口弘剛)

ゼルダの伝説「マスターバイク零式」をダンボールで完全再現