アトレチコ・ミネイロは3日、ボカ・ジュニオルスからアルゼンチン人FWクリスティアン・パボンを完全移籍で獲得したことを発表した。フリートランスファーでの加入となり、契約期間は2025年夏までの3年間となっている。

 パボンは1996年1月21日生まれの現在26歳。テクニックに優れ、南米らしさ溢れるウインガーだ。タジェレスでプロキャリアをスタートさせると、2014年夏に母国の名門であるボカ・ジュニオルスへのステップアップを果たした。加入直後はコロンへのレンタル移籍を経験。2016-17シーズンはスーペルリーガ・アルヘンティーナ(1部リーグ)30試合に出場して9ゴール9アシストを記録するなど、大車輪の活躍で優勝に貢献した。翌シーズンはリーグ連覇に貢献しただけでなく、コパ・リベルタドーレスでの決勝進出に大きく貢献。クラブは準優勝に終わったものの、ホーム&アウェイ形式で行われたリーベル・プレートとの決勝戦、“スーペル・クラシコ”2試合にも出場していた。

 2019年夏にはメジャーリーグサッカーMLS)のロサンゼルスギャラクシーへとレンタル移籍。1年半の在籍で公式戦35試合に出場し、14ゴール9アシストを記録した。ボカ・ジュニオルス復帰後は足首の負傷によって戦列を離れる時期もあったが、コンディションが整った際には主力として活躍した。

 アルゼンチン代表としても各世代別のチームに招集されており、2016年にはリオデジャネイロオリンピックに臨むU-23アルゼンチン代表に招集された。2017年11月にはA代表デビューを飾り、2018FIFAワールドカップロシアのメンバーにも選出。本大会の全4試合でピッチに立った。2018年を最後に代表からは遠ざかっている。

ボカでは数々のタイトルを獲得したパボン [写真]=Getty Images