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北海道付近は、今日(5日)も上空に入る寒気の影響で大気の状態が不安定となります。特に午後からは、内陸を中心に急速に発達する積乱雲の影響で、短い時間に雨が激しく降る恐れがあります。また、落雷、突風など、天気の急な変化には十分な注意・警戒が必要です。

午後は天気の急変に注意・警戒

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北海道付近は昨日(4日)から気圧の谷の中で、上空には寒気が流れ込み大気の状態が不安定となっています。
昨日(4日)は十勝地方の上士幌で、1時間に57.0ミリの雨が降りました。これは、上士幌で1時間に降った雨の量としては1976年の統計開始以来、年間でも1位の記録となりました。また、今朝も紋別地方の遠軽町白滝では7月としては第1位となる、1時間に30.5ミリの激しい雨が降っています。

今日(5日)昼過ぎから夕方にかけて、局地的に1時間の雨量が50ミリに達する非常に激しい雨が降る恐れがあります。大雨による低い土地への浸水や土砂災害、河川の増水などに十分注意してください。また、急速に発達する積乱雲の下では、落雷や突風、雹(ひょう)などのほか、竜巻による激しい突風にも注意が必要です。なお、雨雲の動きや発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがあります。

今日(5日)に予想される1時間降水量は
日本海側とオホーツク海側 30ミリ
太平洋側         50ミリ

明日(6日)午前6時までの24時間に予想される降水量
日本海側とオホーツク海側 50ミリ
太平洋側         80ミリ

今後気象台から発表される注意報や警報などの気象情報に十分留意して下さい。

北海道 天気の急変に注意・警戒