メルセデスベンツは、6月23日コンセプトカーの新型Vision EQXXのテスト走行を行い、ドイツシュトゥットガルトから英国シルバーストーンまで、14時間30分かけて1202 kmを1回の充電で完走。平均スピードは時速84kmで、道中では8時間以上エアコンをつけていたという。

(参考:【写真】ベンツの新型EV「Vision EQXX」

 メルセデスベンツは、ハイテク技術見本市「CES 2022」でこのEV(電気自動車)を発表した。バッテリーエネルギー効率を新たな高みに押し上げ、1回の充電で1000kmを走行できると謳っていたが、実力はそれ以上だということが実証された。

 現在、市場に出回っているEVで最も電気効率の高い類とされるTesla Model 3(14.9kWh / 100km)やLucid Air(16.16kWh / 100km)をゆうに上回り、100kmの走行に要する平均消費量は8.7kWhで、電気効率は約2倍。Vision EQXXは、これまでEVでネックになっていた航続距離を克服する。

 また、ドイツアウトバーンで実施されたテスト走行では、時速140kmを記録し、パワーも十分だ。

 Vision EQXXは100kWhリチウムイオン電池を搭載し、空気抵抗を計算した滑らかなボディラインを採用。徹底した軽量化を行うために、ベースの素材にはなんと“サボテン”が用いられている。

 直ちに量産・販売される計画はなく、あくまでコンセプトカーだが、いよいよEVが従来の自動車の性能に追いつき追い越す日が近づいてきたことを実感させる。

 日本の自動車業界は、次世代モビリティの主役になると目されるEVで出遅れているが、今後も世界の自動車大国の地位を維持できるか、正念場を迎えることになるだろう。

source
https://www.slashgear.com/912389/the-head-turning-mileage-mercedes-benzs-vision-eqxx-gets-on-one-charge
https://www.motor1.com/news/594011/mercedes-vision-eqxx-breaks-its-own-efficiency-record/
https://thedriven.io/2022/06/28/mercedes-vision-eqxx-drives-1200km-on-single-charge-to-goodwood/

(文=@Nagatackle)

YouTubeより