パリ・サンジェルマン(PSG)は5日、新指揮官クリストフ・ガルティエ氏(55)を招へいしたことを発表した。

契約期間は2024年6月30日までの2年間となる。

現役時代にマルセイユやトゥールーズ、リールといった国内クラブで活躍したガルティエ氏は、幾つかのクラブでアシスタントコーチを歴任。2009年12月にサンテチェンヌで監督キャリアをスタートさせた。

サンテチェンヌでは8年の長期政権を築き、2012-13シーズンにはクープ・ドゥ・ラ・リーグのタイトルを獲得。2017年6月に退任した。

無所属となったガルティエ氏だったが、同年12月にリールの監督に就任。そのリールでは、2020-21シーズンにリーグ・アンを制するなど手腕を発揮。2021-22シーズンからニースの監督に就任していた。

ニースでは43試合を指揮し24勝7分け12敗。リーグ・アンでは5位フィニッシュを果たすなどした中、監督交代に踏み切ろうとしていたPSGが興味を持っており、1年でクラブと契約を解除していた。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約解除交渉に思わぬ時間を要したPSGだったが、5日に無事に交渉がまとまり契約を解除。そして、今回PSGの指揮官に就任することが正式に決まった。

PSGの監督に就任することが決まったガルティエ氏はクラブを通じてコメントしている。

「今日、私がPSGコーチに就任したことは、大きな喜びと誇りだ。ナセル・アル・ケライフィ会長、ルイス・カンポス、そしてクラブ全体が私を信頼してくれたことに感謝する」

「私はこの桁外れのチームのリーダーとしての責任を知っている。確かに、ヨーロッパで最も競争力があり、壮観なチームの1つだ」

「私は全てのとても才能ある選手たち、私のミッションに同行するとても高いレベルのスタッフと一緒に仕事ができるのが楽しみだ」

PSGが現在のフランスサッカー界、そして世界のサッカー界を代表する存在であることは誰もが知っていることだ」

「野心、厳しさ、そしてチームのポテンシャルを最大限に引き出すことが、私のやるべきこととなる」

「このチームの監督になり、すぐこの素晴らしいパルク・デ・プランスという、サッカーの情熱が息づくスタジアムのベンチに立てることを楽しみにしている」

PSGはこのあとプレシーズンがスタート。今月は来日して川崎フロンターレ浦和レッズガンバ大阪との3試合を戦う。

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